【新唐人2014年4月1日付ニュース】台湾のサービス貿易協定に反対する「ひまわり学生運動」は全世界でも反響を呼び、3月30日、世界17国の49都市で声援集会が同時開催されました。主会場の台北市では、雨の中、50万人を超える人がデモ抗議に参加しました。
3月18日の立法院議場占拠から2週間が過ぎました。学生リーダーは30日のデモに10万人の参加を呼びかけましたが、当日、総統府付近の道路は50万人を超える人々で埋め尽されました。90年代の「野百合学生運動」以来、最大規模の学生運動です。
台湾大学などの学生らが組織した今回の運動は各界に感動を与え、音楽家によって主題歌も誕生しました。
夜が明けてきた、もっと勇敢な人になった。
夜が明けてきた、大声で一緒に歌おう。
世界各国でも声援活動が展開されています。アメリカ、カナダ、イギリス、ドイツ、日本など17カ国の49の都市で、30日世界同時集会が開催されました。
香港
「人民の団結を弾圧するな」
カナダ・バンクーバー
「台湾の民主を守ろう。国家暴力を譴責する」
日本
「台湾を守ろう」
米ニューヨーク
「民主を守り、台湾を守ろう」
米サンフランシスコ
「サービス貿易協定撤回」
希望の日差しが島の人々を照らすまで
2010年の「両岸経済協力枠組み協定ECFA」の締結から2012年の「両岸投資保障協定」、2013年の「サービス貿易協定」に至るまで、中国当局は経済や文化などのソフトパワーで浸透を続け、台湾の民主を蝕んでいます。しかし、結局若者たちの反発を招きました。
在日台湾人留学生
「サービス貿易協定が結ばれたのは6月なのに、公聴会は7月です」
守護台灣青年陣線召集者 吳岱儒さん
「国際的な声を借りて、政府が民意を正視し、ひまわり学生運動に応えてほしい」
在米台湾人
「頑張れ学生、学生が立ち上がったからには、大人も動かないと」
台湾メディアが3月31日に行なったアンケート調査によると、半数を超える台湾市民が「政府の誠意が足りない。学生は退去すべきではない」と考えているそうです。7割を超える市民が、サービス貿易協定の再審議を望んでいるとのことです。
「ひまわり学生運動」がどのような結果を迎えるかはまだ予想できませんが、学生らは平和はきっと国家暴力に打ち勝つと信じています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/04/01/atext1092973.html 中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)