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日本3都市で台湾学生運動声援集会

2014年04月02日

【新唐人2014年4月2日付ニュース】3月30日、台湾ではサービス貿易協定に反対する大規模デモが行なわれ、50万人が参加しました。世界各国でも49都市で声援活動が行なわれました。日本では雨の中、東京、福岡、京都でおよそ700人が声援活動に参加し、台湾の学生にエールを送りました。

 

記者

「台湾の『サービス貿易協定反対運動』を声援するため、世界17カ国の台湾人がリレーで、声援活動を行なっています。日本はリレーの2番目です。私は今東京会場に来ています。京都と福岡でも声援活動が行なわれています。東京はずっと雨が降っていますが、多くの人が来場し、ひまわりを手にしています。すでに100人以上が集まっています」

 

東京会場には、元駐日台湾代表で台湾独立運動のリーダー的存在である許世楷(きょ せいかい)さんの姿もありました。台湾の自由を守るために、若い学生らが立ち上がった事はとても嬉しい事だと述べます。

 

元駐日大使 許世楷さん

「先に協定を締結してから、立法院で無理矢理通過させました。これは民主的プロセスに根本から反しています。サービス貿易協定の通過によって、競争に弱い台湾の中小企業は生存権が脅かされ、悲惨な境地に陥ります。中国人の移民が来ると600万元を払えば、12人まで来られます。1年目だけでも60万人が台湾に移民できます。今言ったのは民主の問題、他にも生活の問題があり、商売ができなくなります」

 

東京地区活動責任者 陳さん

「サービス貿易協定は6月に締結し、市民に公表したのは7月です。今年1月になっても労働委員会は報告書を完成させていません。政府が国民の保護措置を考えていないのなら、利益が弊害より大きいとしても、弊害の部分を討論していません。いつかは家に帰いたいですが、海外にいると本当に無力です。誰かが立ち上がる事はとても感動的です。感謝以外言葉がありません。盾の前に立った事のない人は、彼らの犠牲が分からないでしょう」

 

東京会場の学生リーダーは、台湾で立ち上がった人々に感謝し、海外にいても台湾の民主のために力を出したいと述べます。

 

同じ時間、福岡でも台湾の学生運動を声援する集いが行なわれました。

 

記者

「こちらは福岡会場です。『台湾民主を守るために海外の台湾人立ち上がろう』世界リレー活動に応じて、在日台湾留学生たちが福岡中央区の赤坂に集結し、台湾の学生運動にエールを送っています。学生代表の講演のほか、オンラインで他の国と共に討論や歌の合唱などが行なわれました」

 

福岡地区の学生代表、林紀全(りん)さんは、サービス貿易協定反対運動の問題の根源は協定自体にあるのではないと考えます。

 

福岡地区学生リーダー 林紀全さん

「中国はやはりある程度台湾に敵意を持っており、政治経済においても、統一路線を望んでいます。中国の策略を評価する事はできませんが、台湾の一部民衆はこの種のやり方に賛同していません。この学生らもその一部です」

 

記者

「関西地区の声援活動は京都大学で行なわれ、約260人が参加しています」

 

在日の台湾華僑は、サービス貿易協定は台湾に深刻な結果をもたらすと考えます。

 

清河法律事務所 清河雅孝さん

「この種のサービス貿易を受け入れれば、民主と自由を失うだけでなく、台湾全体を失うでしょう」

 

関西の責任者、魏培軒(ぎ)さんは、馬英九政権がサービス貿易協定の問題を正視するよう求めます。

 

関西地区活動責任者 魏培軒さん

「我々にとって最も危険なのは、サービス貿易協定の裏にある中国政府の政治的目的です。とても心配です。だから海外の留学生は立ち上がる事を決めました。経済面の不平等な関係だけでなく、もっと重要なのは政治上で独立した台湾政府であって、中国の傀儡政府ではないのです」

 

日本の3つの都市で同時開催された声援活動には、大雨で足下の悪い中、およそ700人が参加しました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/03/31/atext1092532.html  中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/工)

 

 

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