【新唐人2014年4月15日】香港では、「明報」の元編集長、劉進図さんの襲撃事件をはじめ、メディア関係者が狙われた一連の事件が立て続けに発生しています。ベテランジャーナリストの程翔さんは、香港の報道の自由が著しく低下していると示し、北京からの圧力を受けて報道を抹殺する現象が普遍的に見られると指摘しました。
香港外国記者会主催の報道の自由に関する座談会で、程翔さんは、香港の報道の自由度は前代未聞の劣悪な状況に置かれていると述べました。1997年の返還以来、メディア関係者が襲撃された事件は12件発生しましたが、うち10件はここ2年の間に起きています。明らかに北京当局からの圧力が原因だと指摘します。
香港ジャーナリスト 程翔さん
「大陸から直に脅しが来ています。記者個人やメディア機構に無形の圧力を加えています。この変化は目に見えるものです。自己検閲、編集長更迭、いずれも上層部門の圧力と関係あります」
一部メデイアが北京から圧力を受けた事を公にしたがらない事については、遺憾を示します。
香港ジャーナリスト 程翔さん
「報道部門で、編集者が北京からの電話1つで、報道を抹殺する事は普遍的な事になっています。私の複数の同僚からもこの事を聞いています」
座談会に出席した「信報」の元編集長、陳景祥さんは同業者に対し、北京からの電話を受けた時は、電話を切るように提案しました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/04/14/atext1101988.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/工)