【新唐人2014年04月30日】去年11月6日、中国山西省共産党委員会の前で爆発事件がありましたが、25日、陳情者の豊志均に死刑判決が下されました。地元の陳情者によると、事件の数日前、豊志均は強制立ち退きに遭ったうえ、殴打されました。その前にも補償問題で陳情を続けていたものの、解決されなかったそうです。
情報によると、41歳の豊志均は強制立ち退きによる補償問題の不公平を訴え、地元陳情局に陳情を行ったものの、取り合ってもらえず、去年11月6日、爆発事件を起こしたそうです。
山西省太源市陳情者 將さん
「我々が問題を訴えてもとにかく無視されます。陳情すると違法になります。強制労働制度を廃止しても刑事拘留されます。3年も5年も拘置所に入れられます」
豊志均の弁護士は27日、新唐人に対し、豐志均事件は4月16日に法廷審理が行われ、豐さんの妻と姉が傍聴したそうです。裁判所は25日、死刑判決を下しましたが、豊さん側は控訴しませんでした。
地元の陳情者は、当局が強制立ち退きのために大勢の警官隊や武装警察、軍隊、城管などを出動させるのはよくある事で、豊志均も強制立ち退きに遭ったうえ、暴力まで振るわれ、報復に走ったといいます。
陳情者 李さん
「強制立ち退きで殴打された後に爆発事件が起きました。その翌日に巡視チームが現場を見に行き、すぐ家を取り壊しました」
「爆発事件の後も強制立ち退きは終わらず、却ってひどくなりました。しかも当事者を殴り殺しました。人間性が全くありません」
2013年11月6日午前7時40分頃、山西省共産党委員会ビル付近で連続爆発事件が発生し、1人が死亡、8人が負傷。うち、1人は重傷を負いました。豐志均はその2日後に逮捕されました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/04/28/atext1106096.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/田)