【新唐人2014年5月6日】昆明駅での無差別殺傷事件から新疆ウルムチ駅での爆発事件に至るまで、中共のメディアは「テロ」をもって、社会矛盾の爆発を隠しています。実際は社会に対する中共のコントロールが利かなくなり、滅亡に向かっているのです。
去年 我々は中共を滅亡させる要素を分析していましたが、今年はその序幕が開かれたのをすでに目にしています。ご存知のように、中国歴史上どの政権でも滅亡が始まるのは社会矛盾が爆発寸前になる時で、社会矛盾が目に見える所まで積み重なった時です。中共の社会矛盾は今 ここまできています。分類して分析してみましょう。
まずは少数民族問題の深刻さ。新疆の爆発事件、チベット人の焼身自殺、少数民族の中共社会に対する絶望感はすでに死の恐怖をも超えているのです。これはテロ攻撃ではなく、造反なのです。この区別は「テロ攻撃」は極端な組織がテロ手段を宣告することで、「造反」とは国内矛盾の爆発なのです。昆明の殺傷事件や新疆の爆発事件ではテロ組織が名乗り出ていないので、テロではなく、中共と民衆の矛盾の爆発なのです。
中共はどのように中国人を扱って来たのか?まずは信仰を消滅し、次にマルクス・レーニン主義のカルトを注ぎ込み、それから民衆を奴隷化、つまり共産化したのです。漢民族は最初に騙され、最も徹底的に奴隷化されているので、その待遇も最も悪いのです。
中国の現在の民族間矛盾は主に2つの事が原因です。1つの原因は中共が漢族を道具にして、少数民族に対処しているのです。ウイグル族、チベット族からみると、漢族は中共のために働いているのです。例えば新疆の建設兵団はほとんどが漢族なのです。中国石油はモンゴル族、ウイグル族の土地で石油を開発していますが、こちらも漢族ではありませんか?
ウイグル族の「テロ」について宣伝する時、中共は「群衆同士を闘わせる」手法、つまり憎しみを広げる手法を使います。その結果、ウイグル族はもちろん、新疆の漢族であっても、内陸部で宿泊または旅行する時に差別を受けているのです。理由は彼らは「新疆人」だからです。これが2つ目の原因で、中共は憎しみを煽動しているのです。ウイグル族が中共に抑圧され、中共を恨むのは理解できますが、では中共の道具になった漢族は?結果は言うまでもありません。漢族の角度から見ると、ウイグル族、チベット族は進学、出産において特権があります。しかしこれはウイグル族に対する中共の統治手段で、利益で丸め込むのです。一人っ子政策、戸籍制限は漢族に対する中共の統治手段で、奴隷化しています。この差が生じたのは漢族が真っ先に騙され、自分の信仰を捨て、孔子廟、仏堂、道観を壊したからです。ウイグル族、チベット族は最初の段階に置かれており、彼らは信仰のために抵抗しているのです。
中共は資源をコントロールするために、少数民族に対して洗脳だけでなく、略奪も同時に行っているので、新疆の人々は激しく抵抗しています。2011年7月、中共は新疆和田で強制立ち退きを行いましたが、地元住民18人が派出所を襲撃しました。中共は「治安維持」の規模を絶えず拡大し、武装警察で政府機関を守っています。そして「テロ攻撃」で矛盾の爆発を覆い隠しているのです。
社会矛盾の大爆発は政権交代の序幕です。歴史上の例を挙げると、晋朝の「五胡の乱」はつまり民族矛盾の爆発で晋の滅亡を招きました。明朝の末期にも権力者と土地を失った農民の矛盾が爆発し、明朝の滅亡を招きました。中共の矛盾爆発はすでに始まり、滅亡の序幕が開かれたのです。
中共はネット上での新疆爆発事件に関する討論を禁止していますが、目的は滅亡が目前であるのを見抜いた民衆が、生きる道を探す意識を持つのを妨げるためです。漢族の人々にできることは社会矛盾が大爆発を起こす前に、平和的に中共を解体することであって、内部闘争を眺める事ではないのです。
本日のマイクロニュースはここまで。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/05/05/atext1107628.html (中国語)
(翻訳/坂本 映像編集/工)