【新唐人2014年5月19日】最近、中国北部における、地溝油の闇ルートが明らかになりました。最終的な買い手は大手メーカーの嘉里粮油有限公司ですが、このメーカーの食用油「金龍魚」は中国で非常に有名なブランドです。メーカー側は、地溝油を食用に使っていないと弁解しますが、市民はその言葉を信じていません。
記者が極秘取材したところ、大量の地溝油が河北省の深沢県に運ばれてから、「食用油を輸送中」と書かれたトラックにより、天津にある嘉里粮油有限公司に運ばれました。
天津市民 韓さん
「有名ブランドの金龍魚まで地溝油を使うなんて、不思議です。ノーブランドなら、いっそう危険です。市民は不安ですし、怒っています。1年以上この油は使っていません。古い油のニオイがしたからです」
一方、問題のメーカーは、地溝油は食用ではなく、工業用に使っただけだと釈明しました。
あるネットユーザーは「買い入れた地溝油を工業用にしか使わないなど、誰が信じるか。ひどすぎる。毒ミルクよりも広く出回っている。ボイコットする」と述べました。
別のネットユーザーは「金龍魚はずっと食用油の広告を出していた。メーカーの説明に納得できない。このブランドはボイコットする」と言います。
天津市民 張さん
「追跡調査もありません。毒ミルク事件では黒幕を逮捕しましたか?中国の監督機関は役に立ちません。私たちの食べ物は偽物と毒ばかりで、恐ろしいです」
報道によると、益海嘉里集団は、シンガポール豊益国際有限公司が中国に投資した食用油加工メーカーの1つです。「金龍魚」は、中国の小売り食用油の市場で45パーセントを占めているほか、有名な即席麺企業「康師傅(カンシーフ)」などにも、食用油を提供しています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2014/05/17/atext1110229.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/村上 映像編集/工)