【新唐人2014年5月19日】北京の街頭に150台の武装パトカーが配備された後、上海当局も衝鋒隊を編成し、街を巡回し始めました。市民によると、上海は物々しい雰囲気に包まれ、街頭を歩く人も明らかに少なくなっているそうです。
先日、上海の街頭に150人の警察と特殊パトカー15台からなる衝鋒隊が、突然現れました。各パトカーには拳銃2丁が搭載され、隊員にはヘルメット、警棒、シールドなど20種類以上の最新装備が割り当てられています。車上の監視カメラおよび4G転送機能付きヘルメットで、現場映像をリアルタイムで指揮センターに送ることが出来ます。
この精鋭部隊は上海の人民広場、南京路、外灘など人の流れが集中する場所に配備され、いつでも各種のテロ攻撃や重大な突発事件に対応できる準備をしています。
上海市民 張君令さん
「緊張した情勢です。昨日 陳情者の多くが警告や外出禁止を受けました。営業禁止になった店もあります。通行人もかなり少なく、とにかく静かです」
新唐人は複数の上海市民に電話取材を行ったところ、ある市民は、監視されているため不便だと、はっきり言いました。
上海では今月20日、「アジア信頼醸成措置会議」第4回サミットが開かれるため、サミット期間中のテロ事件を強く懸念する中国当局が衝鋒隊を編成したのではと見られています。
上海市民 張君令さん
「根本的な解決をしていないので、問題はまだ存在し、社会矛盾もまだ存在しています。多くの矛盾が長い間隠ぺいされており、いつかは爆発します」
上海市民張さんは、当局が警察を利用し、暴力で治安を維持することは、却って社会矛盾を激化させ、中国社会を動乱の中へ陥れることになると考えています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2014/05/15/atext1109831.html (中国語)
(翻訳/赤平 ナレーター/佐藤 映像編集/工)