【新唐人2014年10月09日】香港の「雨傘運動」の行方は世界各国からも注目されています。来月に北京で開かれるアジア太平洋経済協力会議（APEC）首脳会議に出席する安倍首相も８日、香港の情勢に言及しました。
安倍首相は８日の参議院予算委員会において、香港問題に触れました。
安倍晋三首相
「香港の民主的な安定と繁栄はアジア太平洋地域が今後も豊かに発展して行くうえで、極めて重要であり、政府としては香港における情勢の推移を注視しています。対話が実現し、それを通じて事態が平和に収束することを望んでいます」
首相は、11月に北京で開かれるアジア太平洋経済協力会議（APEC）首脳会議に出席し、習近平国家主席と会談を行う予定です。
一方、中国の李克強（りこくきょう）首相は９日よりドイツを訪問しています。実は、ドイツのメルケル首相も先日、香港の言論の自由への保障を公に呼びかけました。首相は、香港の学生は選挙制度への北京の干渉に対して反発しており、香港の法律は保障されるべきだと考えています。
ほかにも、アメリカのオバマ大統領、イギリスのキャメロン首相、フランスのファビウス外務大臣および国連のステファン・ドゥジャリク（Stephane Dujarric）事務総長報道官も、香港の民主化デモへの支持を表明し、香港政府に自制を呼びかけました。
香港政府および北京当局の次の出方が、注目されています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/10/08/a1144616.html （中国語）
（翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/李）
