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【外人が見る中国】「広場ダンス」って何? トラブル続発

2014年05月27日

【新唐人2014年5月27日】皆さん、こんにちは。「外人が見る中国」へようこそ。郝毅博です。今年2月、中国の3歳の男の子がテレビに出た事で話題となりました。映像をご覧下さい。

 

とても面白いでしょう。この可愛い坊やのダンスとマイケルジャクソンのPVの中の黒人の子どもと比べてみると、坊やの動作はちょっと女性的ですね。

 

なぜでしょうか。

 

審査員「こんにちは。どこでこのダンスを習ったの?」

 

男児「ママと一緒に広場で広場ダンスを踊るから」

 

坊やが言ったこの「広場ダンス」。「広場ダンス」とは?私もこれまで聞いたことありませんでした。大体想像がつきますが、母親と一緒に踊るのは同じでも、このダンスではないはずです。

 

とにかく、とても好奇心が湧いたので、ネットで調べてみました。「広場ダンス」とは、実はダンスの種類ではなく、大勢の人が広場や公園などの公共の場所に集まって踊る事を意味します。「広場ダンス」が好きなのは中高年がほとんどで、特に女性が多いのです。「広場ダンスおばさん」という言葉があるほどです。

 

では、「広場ダンス」は公園だけで踊るのでしょうか。いいえ。

 

ええ、汽車の中でも踊っているのです。曲は私もよく知っている「皇后大道東」です。あるネットユーザーが不満をこぼしました。「汽車の中ではポーカーもできない」と。広場ダンスの勢いはもう止められません。しかもこのおじさん、平然と座っています。

 

では「広場ダンス」は、中国でしか見られないもの?海外でも見る機会があるのでしょうか。

 

ええ、ありますとも。

 

4月末、メディアの報道によると、ネットユーザーが「広場ダンスおば様」たちがルブール宮殿の前で踊っているのを捉えました。おば様たちはファレル・ウィリアムスのこの歌の影響を受けたのかも。

 

フランスだけでなく、ニューヨークでも広場ダンスが見られます。ただ捕まった人がいるようです。ブルックリンのサンセットパーク近くの住民が、大ボリュームのダンス音楽に耐えきれず、通報したのです。最終的におば様たちは手錠をかけられ、警察に連行されました。理由は「公園で騒音を出したから」。

 

これは個別な事件ではありません。ネットで「広場ダンス」を検索してみると、「擾民」(迷惑をかける)とセットになっています。皆で踊るこのダンスは全員聞こえるように、音楽を大ボリュームで流すのです。しかも人気場所では音楽を朝6時から夜10時まで流すので、他人に迷惑がかかるのは当然です。

 

ネットユーザーが網易などで発起した「広場ダンスは迷惑なのか」のアンケート調査によると、7割超が「迷惑」と投票しています。もちろん投票者は1000人あまりで、正確ではないかもしれません。しかし、ここ2年間の大陸民衆の広場ダンスとの闘いを見れば、騒音問題は確かに多くの人に迷惑をかけています。広場ダンスに反対する民衆は、踊るおじ様おば様たちを追い出すために、数々の手段を考え出しています。水や油、大便、臭豆腐をかけるほか、猛犬を放した人もいます。発砲で警告したり、高音砲で反撃したり、おば様の顔を射撃した人もいます。もちろん平和的な方法で、問題解決を試みる人もいました。例えば、おば様たちにヘッドホンを使わせる。これで踊ると静かですね。しかし、おば様たちは興味がないようです。大勢の人が音楽もなしに静かに踊ると、変に思われるからです。この他、復旦大学の科学者が騒音を減らす「特殊な拡声器」を発明しました。

 

おば様たちがどんなダンスを踊ろうと個人の権利ですが、他人の生活に影響を与えるのはよくないのです。同時に合理的な規定を制定し、お互い影響しないようにするべきです。このほか、中共国家体育総局はかつて広場ダンスを推進したことがあるため、広場ダンスに中共党文化の色合いが入っていないかと疑う人もいます。これには、はっきりした答えはありませんが、共産党文化がダンスの中に浸透しているかどうか、その可能性はもちろんあります。このダンスを見てみると分かるでしょう。

 

丸坊主の坊やと広場ダンスのおば様の映像を見ましたが、台湾でも最近可愛い女の子2人のダンスが爆発的に人気を集めています。

 

台湾で人気を集めている他にも、米国の有名番組にも2度出演しています。

 

司会者「一番行きたい所は?」

 

女の子「ディズニーランド」

 

司会者「ディズニーランドね。ディズニーランドに行けるよ」

 

私たちもたくさん練習すれば、ディズニーランドに行けるかも。帰って、番組を作らないと。僕のヘルメット!3万元するのに。

 

以上は皆様とシェアしたいダンス関連のニュースでした。最後になりましたが、最近、ベトナムで反中デモが起きたほか、台湾でも数日前に複数の死傷者を出した切り付け事件が発生したので、皆気分が重いと思います。関連報道を多く見ましたが、多くの有名人や専門家も彼らの見方を述べています。皆一理あります。皆さんにはこの悲劇の後処理の能力があり、事件予防について反省しているでしょう。ここで哀悼の意を表すほか、皆さんにも安全に注意し、周りの人に気を配るよう促したいと思います。皆さんの平安を祈ります。本日はここまで、又次回お会いしましょう。

 

(翻訳/坂本 映像編集/工)

 

 

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