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当局 天安門事件の追悼を徹底的に弾圧

2014年06月05日

【新唐人2014年6月5日】天安門事件25周年を迎えた6月4日、中共当局は徹底的に封じ込めを行いました。天安門広場では、警官にカメラを壊されたり、陳情者が逮捕されたり、記者が妨害されたりしたほか、外交省の報道官の驚くべき発言も人々の怒りを買っています。

 

国際社会が天安門事件を悼む中、中共外交省の報道官は「中国には、いわゆる反体制派はおらず、法律に違反する者しかいない」と言い放ちました。

 

民主活動家の王丹さんは、フェイスブックに「中国も政治改革をしている、徐々に民主化に向かっている、と言う人たちはもう黙るべきだろう」と嘆きました。

 

民主活動家の王丹さん

「中国も政治改革をしている。徐々に民主化に向かっていると言う人たちはもう黙るべきだろう」

 

ロイター通信によると、25周年の期間中、当局は少なくとも66人を逮捕しました。中には、弁護士の浦志強(ほ しきょう)氏、記者の高瑜(こう ゆ)氏、趙紫陽(ちょう しよう)氏の元秘書、鮑彤(ほう とう)氏も含みます。また、先日、アルジャジーラの取材も妨害されたほか、日本、フランスの記者も不当な扱いを受けたり、拘束されたりしたとの情報があります。

 

湖北省の陳情者 徐彩虹さん

「今 人が大勢です。天安門の中心に向かっていますが、間に検査があります。身分証の提示など厳しいです。交差点には全部 検問所が設置され、警官、ボランティアがおり、大量のパトカー、警察犬も見られます」

 

そのほか、北京の中国政法大学教育学院は、中国在住の外国人が天安門事件を追悼するのを恐れたため、5月末、すべての留学生に対し、3日から4日間の「学習団」に参加し、内モンゴルや北京市近郊に向かうよう通知を出しました。

 

真相究明を望む国際社会の声とは裏腹に、中国では今なお、厳しい締め付けが続いています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2014/06/04/atext1114134.html(中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/李)

 

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