【新唐人2014年6月6日】6月4日。世界を震撼させた天安門事件25周年を迎え、香港では恒例のキャンドル集会が開かれました。中には、中国大陸からの観光客も少なくありません。主催者の香港支聯会によると、今年の参加者は過去最多の18万人が参加しました。
中国で唯一「天安門事件」の追悼ができるここで、香港人は毎年6月4日には、ビクトリアパークでキャンドルを灯し、死者を悼みます。
日が暮れると、ビクトリアパークはキャンドルの光で埋め尽くされました。25年前の鎮圧の一幕一幕がスクリーンによみがえります。民主化烈士記念碑に献花が行われ、たいまつに民主化の火がともされました。
中国当局の厳しい封鎖のため、今年は「天安門の母」たちのオンラインメッセージは実現できず、例年の録画が放映されました。
天安門の母 丁子霖さん
「生死の間でずっと苦しんでいます」
王丹さん、方政(ほうせい)さんなど天安門事件経験者8人が、ビデオ映像を通して、香港の人々に感謝の意を伝えました。初めて香港のキャンドル集会に参加した大陸の人権活動家、滕彪さんは、中国共産党の虐殺は一刻も止まった事はないと語ります。
人権活動家 滕彪さん
「ここに来たのは世界に知ってほしいからです。25年経ちましたが、虐殺は1989年で終わっていません。法律の名目で、安定維持の名目で、国家統一の名目で、この政権が殺人の手を止めた事は一度もありません」
香港市民
「打倒共産党」
集会の参加者の中には、25年間参加し続けている年配の姉妹もいれば、十代の若者もいます。
香港市民
「中国の人民がこのように、政府に殺害される事に本当に心が痛みます。香港の高校生、天安門事件の再評価を最後まで望みます」
大陸からの観光客も集会に参加し、感謝の意を表しました。
深センの観光客 黄さん
「恐怖を拒むのも愛国です。香港の人々が毎年記念集会を開く事に、私は非常に感謝しています。香港人がこの事をずっと忘れないのは中国への最大の愛情です」
中国観光客
「気分を味わいたいです」
記者
「初めてですか」
中国観光客
「ええ。とても良いです。気分が濃厚です」
支聯会によると、参加者が多すぎて、会場に入れなかった市民も多いそうです。
香港支聯会 李卓人主席
「天安門事件はまだ再評価されていません。当時の罪を香港人は最後まで追及します。今日18万のキャンドルは中共の人権への鎮圧、香港への干渉と普通選挙への抑圧を訴えています」
集会は夜10時に、無事終了しました。新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/06/05/atext1114214.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/利)