【新唐人2014年6月21日】広東省広州市番禺区で、17日夜から大型ゴミ処理場の建設に抗議するデモが行われましたが、鎮圧されました。警官は威嚇射撃を一発撃ったあと、催涙弾を発射し、暴力的に市民を追い払いました。10数人が逮捕され、多くの負傷者も出ています。
広州市番禺区の「錦繍半島金月湾」というマンションにはすでに、1900世帯以上が入居しています。2009年の販売時、業者はこの地区に大型ゴミ処理場が建設されることを伝えていませんでした。住宅所有者と業者は1年間、交渉したものの決着がつかないままでした。しかし17日、業者が突然、建設を強行したため、大きな抗議活動が起こりました。
住宅所有者 劉さん
「一昨日の夜、1000人以上で取り囲み、3時間 デモをしました。解散は深夜1時です。昨日の朝から警官100人以上が見張り、建設作業が始まりました。現場にとどまった人は殴られたほか、10人以上が逮捕されました」
18日の朝、住宅所有者数百人が建設現場に集まり抗議しました。出勤時間だったので、抗議していたのは主に高齢者と女性でした。警察は催涙弾を発射し、暴力的に彼らを解散させました。抗議していた人によると、特殊警察部隊が十数人がかりで1人を殴打していたほか、腕をねじられて骨折した女性や地面を引きずられた女性もいました。
住宅所有者 李さん
「ゴミ処理場はマンションから5メートルも離れていません。幼稚園からも15メートル未満。腹黒い開発業者は警察や闇社会と結託し、丸腰の市民を襲いました。武装警官が数百人いて、発砲が起き、連行された人はトラック2台分です」
計画されている大型ゴミ処理場は敷地面積560平米、建築面積は280平米で、南浦島という地区のゴミを一手に処理する予定です。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2014/06/19/atext1117536.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/萩野 映像編集/李)