【新唐人2014年6月29日】2012年、アメリカの女性が購入したハロウィーングッズの中に、中国の強制労働収容所からのSOS手紙が隠されていました。この事がメディアによって報道されると、アメリカの社会に衝撃が走りました。最近、北アイルランドの女性が、数年前に購入したズボンのポケットからSOSメモを発見しました。
北アイルランド在住の女性(Karen Wisínska)が購入したズボンのポケットから,中国語で書かれたSOSメモが発見されました。
メモには、「我々は中国湖北省襄南刑務所の囚人で、長期にわたって輸出用の衣類を作っている。毎日の労働時間は15時間で、食事は犬や豚のエサよりもひどい物を与えられ、牛馬のように働かされている」。メモにはまた、写真付きの身分証明書が挟まれていたそうです。
北アイルランド住民 Karen Wisínskaさん
「聞いた事もないし、考えた事もありません。人があのような環境で働いており、あのように扱われ、毎日15時間も働き、犬のように扱われています。最悪です」
カレンさんは2011年に格安ファッションブランドPrimark(プライマーク)の店でこのズボンを購入しましたが、ずっとクローゼットに保管していたため、最近になってメモを発見したそうです。一方、Primark社は自社商品が中国の強制労働収容所で生産されている事を否認しています。
中国からのSOS手紙が発見されたのはPrimark社が初めてではありません。
2012年12月末、アメリカのある女性が娘のために購入したハロウィーンのグッズの中から、中国遼寧省馬三家強制労働収容所からのSOS手紙が発見されました。手紙には、馬三家では法輪功学習者を含む数千人が奴隷のような労働を強いられ、拷問を受けていると書かれていました。
米オレゴン州 ジュリー・キースさん
「中国の労働収容所については知っていましたが、SOS手紙には大きな衝撃を受けました」
命の危険を冒してまで外部に送り出したこれらの手紙が次々暴露されることによって、強制労働制度の下、中国では多くの人が非人道的に扱われている事が、徐々に西側社会で知られるようになりました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/06/26/a1119130.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/萩野 映像編集/李)