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新たな反日ブームを企む中共

2014年07月08日

【新唐人2014年7月8日】近日、中国のサイトを訪問した方ならお気づきだと思いますが、「日本製品ボイコット」や日本の首相を罵る言葉など、反日を煽動する書き込みが非常に多いのです。微博では「大学の青年団委員たちが水面下で、新たな反日ブームを企んでいる」と言われています。「人民日報」「新華網」など政府系サイトも微博上で大々的に反日情緒を煽っています。

 

形勢から分析すると、中共の今回の反日は第18回共産党大会前の反日ブームの背景と同じです。2012年9月 「十八大」の政治局常務委員のリストと薄熙来事件をめぐり、中共内部では熾烈な闘争が行われ、党内は各種スキャンダルで揺れました。中共は民衆の注意力をそらすため、2012年の反日デモを発動しました。

 

あの時の反日デモでは、日本はさほど被害を被りませんでしたが、返って中国人の車が破壊され、中国人が殴られました。「反日」は中国人が中国人を殴る、内部闘争になりました。この点においては、ベトナムよりも劣っています。ベトナムも共産主義で「反中国デモ」を発動しましたが、中国企業と中国人だけに暴力を振るいました。しかし中共は日本人を殴ったのではなく、中国人の財産を破壊しました。

 

現在の中共の情勢は十八大前より、決して良くなっていません。「反腐敗」とは正に内部闘争です。中共の内部闘争は評論に値しませんが、一言で言うと、江沢民などの爺たちが坊ちゃんたちの路を遮っているのです。どちらがましかと聞かれると、どっちもどっちです。

 

「反腐敗」だけを取り上げると、中共は今回徐才厚を投げ出しました。微博によると、徐才厚一派が関わっている軍内汚職事件の金額は2012年国防予算の半分に相当します。徐才厚は「東北軍」の軍閥に過ぎず、この一派の主な仕事は政治工作と後方勤務です。谷俊山も徐才厚もみな同じです。

 

もう1つの派閥は「西北軍」の「蘭州軍区」。作戦が主な仕事で中央軍委員会の郭伯雄元副主席がその頭です。考えてみてください。東北軍は兵舎の修繕だけでも2012年国防費の半分を横領しました。では 残りの半分は誰が横領するのでしょうか。戦車や軍艦の修理を行う人たちも横領するのです。全党全軍が同じように横領するから、「腐敗治国」と言うのです。

 

「腐敗を取り締まらないと国が滅び、腐敗を取り締まると党が滅びる」。これは中共党内で言われている言葉です。中共の反腐敗は内部闘争の形式にすぎず、「腐敗治国」路線を変える事はできません。中共は徐才厚を逮捕しましたが、郭伯雄には手を出せません。皆 捕まえると党が滅びるからです。同時に中共は人々が党の腐敗問題について、深く考えるのを防ぐために、庶民の視線をそらす必要があり、「反日」がその重要なステップとなるのです。では 中共は本当に反日できるのでしょうか。毛沢東はかつてこう言いました。「皇軍が中国の大半を侵略しなかったら、中国人民が団結して、蒋介石に対処することはできなかっただろう。中国共産党の政権奪取もなかっただろう。日本皇軍は中国共産党員の素晴らしい教師で、大恩人でもあり、救いの星でもある」

 

党の崩壊危機に直面し、中共は再度彼らの「大恩人」を思い出したのです。

本日のマイクロニュースはここまで。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/07/07/a1121306.html (中国語)

(翻訳/坂本 映像編集/李)

 

 

 

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