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赤化進む香港 エリートは秘かに移民

2014年07月15日

【新唐人2014年7月15日】香港の赤化が進むにつれ、香港人の海外移民ブームが秘かに巻き起こっています。移民コンサルタントによると、ここ2カ月のカナダへの移民希望者数は普段の2〜3倍で、その多くは年収100万香港ドルを超えるエリート層で、中には有名スターや高官もいるそうです。

 

香港では歴史上何度か移民ブームがありました。中英聯合声明の期間中や1989年の天安門事件、香港返還前後などです。香港人は中共の「リード」を恐れるからです。梁振英長官就任後および最近の政治改革争議などによって、また秘かに小規模の移民ブームが現れています。

 

移民コンサルタントによると、ここ2カ月、カナダへの移民申請の問い合わせが急増し、普段の2〜3倍に上るそうです。そのほとんどが年収100万香港ドル、日本円でおよそ1300万円以上のエリート層だそうです。

 

カナダ移民顧問 陳小儀さん

「夫婦ともに修士の人、専門学位を3つ持つ人もおり、博士もいます。校長、銀行家、広告界の専門人材、パイロットなどもおり、年収は皆 100万香港ドルを超えます」

 

さらには、有名スターや政府高官、ベールに包まれた中国共産党の官僚までが秘かに移民を計画しているといいます。

 

カナダ移民顧問 陳小儀さん

「秘密裏に行われています。彼らには直接接触できませんが、夫人や秘書が書類を持ってきます。姿を見せたくないのです」

 

海外移住の原因には、香港の大気品質が悪い、不動産価格が高すぎる、子女の教育問題などのほか、政治的原因もあげられています。

 

カナダ移民顧問 陳小儀さん

「全体的に言って、香港が『変質』してきて、すでに昔の香港ではないのです。(政策が)50年不変と言いましたが、中国本土と同化しはじめていることが、長年の生活で分かってきたのです。一部の人は受け入れられないのです」

 

香港保安局によると、2013年上半期の海外移住者は4000人に上り、前年同期に比べ、1割増えました。人気の移民先はオーストラリアがトップで、2位と3位はアメリカとカナダだそうです。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/07/10/a1122058.html (中国語) 

(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/李)

 

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