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香港ブックフェスタ 禁書が大人気

2014年07月18日

【新唐人2014年7月18日】1週間にわたって開かれる第25回香港ブックフェアが16日、幕を開けました。今年、出展者数は過去最高の570社に達し、100万人の来場が見込まれています。特に注目を浴びているのが、香港のトップが風刺された書籍や大陸の禁書などです。

 

ブックフェアが10時に開幕すると、行列していたおよそ1000人の市民が入場しました。スーツケースを引いている市民もいます。

 

大学3年 侯さん

「10冊以上 買いました」

 

記者

「どんな本ですか?」

 

大学3年 侯さん

「シリーズ物の小説です。安めなのでこの機に買います」

 

大学3年 侯さん

「出版社が多いし、お買い得です」

 

恋愛小説やネットの漫画、ファッション雑誌などのブースには長蛇の列ができています。一方、政治に関する書籍も人気です。例えば「馬鹿な野生の狼」は、香港のトップ、梁振英の執政を風刺した本です。また、「香港を愛し、党を愛さない白書」は、共産党統治に対する香港人の不満を吐露しています。

 

次文化堂 彭志銘社長

「共産党に伝えたいのは、我々は必ずノーと言うことです」

 

上書局という出版社は、リサイクル品で装飾し、市民は自分で自分を救うしかないという、政府への失望感を表現しました。

 

上書局責任者 鄺穎萱さん

「79万人が投票し51万人がデモに参加、これは社会現状の反映です。つまり香港人は声を発したいのです」

 

大陸の禁書をわざわざ買い求めに来た大陸市民もいます。

 

深セン市 李さん

「毎年 香港フェスタに仲間と一緒に来ます」

 

江蘇省 金さん

「大陸では当局寄りの本ばかりです。私たちは本物の歴史に触れたいのです」

 

周永康の失脚を描いた書籍や中共による臓器狩りの書籍も、多くの大陸観光客の注意を引いていました。

 

ブックフェスタでは、書籍の売り込みだけでなく、文学展覧会や著名人の講座も注目を浴びます。今年は、大陸の有名な弁護士、張思之さんや作家の閻連科さん、白先勇さんなどが市民と対面しました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/07/17/a1123368.html(中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/萩野 映像編集/李)

 

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