【新唐人2014年8月2日】新疆ウイグル自治区カシュガル市の中国最大級のモスク、エイティガール寺院の指導者で全国人民代表大会代表のジュメ・タヒール氏が、7月30日に刺殺されました。地元警察当局は当日、犯人3人を特定し、うち2人を射殺し、残る1人を逮捕したと発表しました。
エイティガール寺院の近くにあるホテルの従業員によると、事件発生後、カシュガル市は厳戒態勢に入り、大量の武装警察と装甲車が現場に現れ、多くの人を逮捕したそうです。目下、厳戒態勢は解除されたものの、警察のパトロールは強化されています。
エイティガール寺院付近ホテルの従業員
「殺害には原因があるはずです。事件発生後、大勢が捕まりました。ここはモスクのすぐ傍で、昼間のパトロールは非常に厳しいです」
警察当局は当日、犯人2人を射殺し、1人を逮捕したと発表しました。現場付近のホテルの従業員によると、市内では大勢の警察がパトロールしており、検問も強化されているため、外出の際は身分証明書を携帯したければならないそうです。エイティガール寺院は事件後再び開放されましたが、警備が一段と強化されています。
エイティガール寺院付近ホテルの従業員
「モスクに入って、参観はできますが、礼拝はできません。中から鍵がかかっています」
記者は何度もエイティガール寺院とカシュガル市政府に殺人動機に関する電話取材を試みましたが、誰も電話に出ませんでした。派出所も記者に質問にお茶を濁しました。
エイティガール派出所
「分かりません。何を言っているのか分かりません」
ドイツに本部を置く「世界ウイグル会議」の報道官はラジオ・フリー・アジアに対し、刺殺されたジュメ・タヒール氏は中共当局に協力して、地元の宗教活動への抑圧に参与していたため、ウイグル人の反発を買っていたと語りました。
ラジオ・フリー・アジアは報道の中で、地元学校の教師の話によると、ジュメ・タヒール氏によってモスクはまるで共産党の党学校のようで、多くのウイグル人から嫌われていると伝えています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/07/31/a1126992.html(中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/李)