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江蘇省の工場爆発 死傷者家族は軟禁状態

2014年08月05日

【新唐人2014年8月5日】8月2日、江蘇省崑山市の金属工場で大規模な爆発事故が起きましたが、死者数はさらに増えて75人に達しました。原因は粉じんに引火したことだと見られています

 

8月4日、当局は爆発事故による死者数を訂正し、71人から75人に増えたと発表しました。大陸メディアによると、負傷者185人が南京市、上海市、崑山市など、8つの市の15の医療機関へ搬送されました。

 

しかし当局はまだ、死傷者の氏名を発表していません。また当局は、死傷者の家族が興奮して混乱を招かないよう、家族を指定したホテルに泊まらせました。まるで軟禁のようです。

 

崑山市住民 成さん

「負傷者は家族に会えず、連絡も取れません。従業員の大多数は工場の許可がないと、何も口外できないからです」

 

崑山市の住民、成さんによると、爆発が起きたのは2階建ての作業場の1階ですが、死傷者の多くは2階にいた作業員だそうです。

 

報道によると、この作業場の粉じん対策は送風機だけで、きちんとした粉じん除去装置がありませんでした。粉じん対策の責任者さえいませんでしたが、安全検査は16年間、合格していました。

 

崑山市住民 成さん

「安全検査は検査員を接待するだけで通ります。安全基準に達する工場は崑山市にいくつもないでしょう」

 

従業員の話によると、粉じん除去用の送風機は2か月前にも火災を起こしたものの、工場側はまったく重視しませんでした。

 

崑山市の住民の成さんは、今回の爆発事故は決して偶然ではないと強調し、地元の工場の多くは同じ危険をはらんでいると案じました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/08/04/a1127955.html(中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/萩野 映像編集/李)

 

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