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香港に潜む周永康一派とは?

2014年08月05日

【新唐人2014年8月5日】

江蘇省の爆発事故 官民癒着に非難の声

 

江蘇省崑山市の金属工場で、8月2日、大規模な爆発が起こり、70人以上が死亡、約200人が負傷しました。現場は凄惨を極めています。当局によると、粉じんに引火したことが爆発の原因です。

 

事故は、大陸のネットでも高い関心を呼んでいます。当局が工場と癒着し、安全面の監督を怠ったことが事故の主な原因だという意見が多く見られます。

 

ネットユーザーの「feiou」さんは、ブログに「金属工場は長年、粉じんが充満していた。多くの従業員がじん肺(ぱい)を患ったため、責任を取るよう訴えたが無駄だった。数年前、工場の入り口で横断幕を掲げて抗議した従業員がいたものの、地元政府は何もしなかったので、このような粉じん爆発が起きた」と書いています。

 

このような工場は、中国大陸では珍しくないと多くのユーザーは考えています。当局は企業と癒着し、安全検査をきちんと行わないのです。

 

香港に潜む周永康一派とは?

さて、前政治局常務委員の周永康が粛清されて、すでに数日が経ちました。大陸メディアは、周永康の様々なスキャンダルを大量に報道していますが、海外メディアも、周永康事件の行方や彼と関わりの深い高官などについて分析しています。

 

8月1日、香港の時事評論家、黎則奮さんは、香港の新聞「アップルデイリー」に発表した文章で、「周永康問題が片付いたら、中共当局は必ず、香港問題を処理するため、8月の全人代常務委員会で何らかの決定をするだろう」と分析しました。今後、香港にいる中共の地下党員、つまりスパイや香港駐在の共産党員のうち、誰が粛清されるのか、注目されるとも述べています。

 

黎則奮さんはまた、香港の行政長官、梁振英は「香港版・周永康」として、中共が香港人の信任を得るために利用されるだろうと分析しました。

 

周永康が粛清されたあと、周永康の息のかかった官僚2人が調査対象になりました。しかし、官製メディア「新華ネット」に掲載された「周永康の粛清後、次に調査を受けるのはどの部門か?」という文章は、まだ粛清されていない周永康の腹心がいると指摘しています。

 

周永康の粛清後 次に調査を受けるのはどの部門か?

 

文章はまた、「周永康は政法委員会を牛耳った11年間で、どれほど腐敗官僚を育て上げたのだろう」と述べています。今のところ調査を受けた官僚は、公安部のナンバー2、李東生と政法委員会弁公室の副主任、余剛の2人に過ぎませんが、周永康一派の腐敗官僚は彼らだけにとどまるはずがないと見られています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/08/04/a1127896.html(中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/村上 映像編集/李)

 

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