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免職の官僚85人のうち3割が復帰

2014年08月14日

【新唐人2014年8月14日】先日、大陸メディアは、この6年で免職となった85人の官僚のうち、すでに3割が復帰したと報道しました。これに対して、市民からは多くの反発の声が上がっています。

 

北京市の宣伝部が管理する「新京報」は12日、「この6年で免職となった官僚85人のうち、3割が復帰」という記事を掲載しました。これによると、毒ミルク事件で免職となった石家荘市の官僚3人は、すでに全員復帰しています。

 

ほかにも、2008年に277人が亡くなった山西省のダム崩壊事故、2008年に70人が死亡した山東省の列車衝突事故、2010年に上海市の高層マンションで起きた大規模火災などありますが、当時、免職となった官僚は1年あまりで復帰し、以前と同じ職位に戻っています。

 

報道によると、官僚が免職となった52の案件のうち、85人が免職になりましたが、そのうち34・12パーセントに当たる29人が復帰しています。ただし、わいせつな映像が原因で免職となった官僚は1人も復帰していません。彼らを除くと、官僚の復帰率は50パーセントに達します。

 

河北省人民ラジオ局・元編集者 朱欣欣さん

「中共は身内に問題が起きたら,民衆の手前処分せざるを得ません.しかし官僚には後ろ盾がいるので,適当な時期に別の部署に復帰させます」

 

大陸のポータルサイト「網易」が、この記事を転載したところ、わずか数時間で4万近い書き込みがありました。

 

「こういうおかしな制度が後を絶たない。庶民の福祉や命は、眼中にないのか」といった声や「庶民をだます。これぞ中国の特色だ」という意見がありました。

 

河北省人民ラジオ局・元編集者の朱欣欣さんは、中共の幹部は民衆に選ばれるのではなく、上層部の官僚や後ろ盾に任命される点を指摘します。体制の問題を根本から解決しないと、今回のような現象は、今後も絶えないだろうと述べました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/08/12/a1129913.html(中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/佐藤 映像編集/尹)

 

 

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