【新唐人2014年8月19日】17日の午後、吉林省延辺朝鮮族自治州延吉市のある商業ビルで、刃物による殺傷事件が発生しました。2人が死亡、12人が負傷しています。警察によると、犯人は地元の朝鮮族の男で、うつ病だったそうですが、これに反発する声も上がっています。
ネットに出回った写真を見ると、現場には血が一面に飛び散っています。被害者の多くは若い女性で、主に腰や腹部、背中を切りつけられました。現場の様子をとらえた映像には、少なくとも警官5人がビルを出た路上で、容疑者の男に暴行を加え、取り押さえた様子が映っています。
現場付近の店主 楊さん
「男は中国人で、延吉市の朝鮮族です。すでに捕まりました。負傷者は10数人、2人は亡くなりました。ビルには警備員がいますが、中国人は反応が鈍いので、対処できませんでした。事件後 警察は巡回を強化しました」
このほか、犯人は1人だけではなく、商業ビルのテナントオーナーのような人もいたとの目撃証言もあります。また地元の住民によると、延吉市で刃物による殺傷事件が起きたのは初めてですが、動機はまだ分からないそうです。
付近のホテルの従業員
「犯人が捕まったのかは知りません。動機は?個人への恨み?それとも社会への報復?何も分かりません」
警察によると、容疑者の男は商業ビルの3階で、刃物を使い無差別に切りつけました。死者2人のうち、1人が現場で死亡し、もう1人は治療のかいなく亡くなりました。また負傷者12人のうち、3人が軽傷で退院しましたが、残る9人は入院しており、まだ危険な状態の負傷者もいます。
さらに警察は容疑者について、崔という名字の男で朝鮮族、家族によるとうつ病の既往歴があると発表しました。この警察の発表に対し、ネットでは「うつ病を口実にするな」という反発の声も上がりました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/08/19/a1131319.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/村上 映像編集/李)