【新唐人2014年8月24日】8月16日、新疆ウイグル自治区アクス地区で20代の男性3人が警察に射殺されました。これについて専門家は、中共の反テロ措置は、民族の対立を激化させるだけだと語っています。
「ラジオ・フリー・アジア」の報道によると、新疆ウイグル自治区アクス地区で26歳の農民が16日、作物を収穫していたところ、警官に射殺されました。21歳の農民も、同じ日、タクシーに乗っていたところ、警官に射殺されました。25歳の男性も自宅で警官に射殺されました。また、警察は村民8人を拘束し、村民3人を追っています。
記者
「ウイグル族を射殺したとか?」
アクス地区公安局
「知りません」
記者
「知らないなどあり得ないでしょう」
アクス地区公安局
「知っていても、私たちは…とにかく私は知りません」
アクス地区の市民によると、警察はいわゆる「テロ容疑者」を捜していたそうです。市民は当局の迫害を恐れて、取材に答えようとしません。
アクス地区市民
「言えません。聞かないでください」
ある北京の民間学者は、中共のいわゆる「反テロ措置」は、民族の対立を激化させるだけだと語ります。
北京の民間学者 陳勁小松さん
「こんな暴力的なやり方では、無実の人も被害を受けます。ウイグル族が全員テロ犯なのではなく、多くは普通の庶民です」
先月、新疆ウイグル自治区カシュガル地区ヤルカンド県で大規模な衝突が起きてから、当局は情報封鎖と武力弾圧を強めてきました。さらに、市民を大勢動員して、いわゆる「テロ犯」を捜索・逮捕しているそうです。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/08/23/a1132543.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/村上 映像編集/李)