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周永康 薄熙来を参考に公判の行方を占う

2014年09月07日

周永康 薄熙来を参考に公判の行方を占う

【新唐人2014年9月7日】前政治局常務委員、周永康の立件に向けた調査が発表されて1か月以上経ちますが、当局によると、今なお調査の段階にとどまります。一方、香港メディアは中共上層部の話として、周永康の公判に道をつけるため、周永康の汚職に関わった官僚や実業家が先に裁判にかけられると報道しました。

 

1 公判はあるのか? あるならいつ?

 

周永康への調査が発表されてすでに40日が経ちますが、今なお調査の段階にとどまり、司法手続きに入っていません。しかし今週、香港と大陸のメディアは前後して、当局はすでに起訴の準備を始めたと報道しました。また、薄熙来(はく きらい)の裁判のように、裁判所から中国版ツイッターによる中継が行われるとも伝えています。ところで薄熙来の場合、調査が発表されてから5か月後、ようやく司法手続きに入り、さらに11ヶ月経ってから、ようやく裁判か開かれました。では、周永康の場合は?

 

章天亮氏

「周永康は薄熙来事件より速いでしょう。薄には太子党や薄の支持者がいました。当時 江沢民は今より権勢がありました。だから薄は裁判で非協力的でした。しかし周は違います。江沢民に守ってもらえそうもないので、罪を認めるでしょう」

 

2 罪状

 

薄熙来は、裁判ですべての罪を否認したため、当局のメンツが潰れました。そこで今回、当局は周永康事件に関係した官僚や実業家を先に裁判にかけると見られます。こうすれば、周永康は潔白を主張しにくくなります。大陸メディアは今週、新たに2つのニュースを報道しました。1つは、周永康がかつて雲南省のトップ、白恩培(はく おんばい)に息子と関連の深いプロジェクトを支えるよう、電話をかけたことです。もう1つは、中国自動車大手の第一汽車集団の不正事件が周永康の家族に関係している可能性です。当局は、事件を大きくさせようとしているようです。

 

章天亮氏

「汚職は言及されるでしょう。あと 息子とマフィアの結託、前妻の殺人なども暴かれる可能性があります。周が当局に協力すれば。当局は死刑に相当する罪を隠すでしょう。たとえ言及しても、粉飾して罪を軽くするはずです」

 

3 「薄熙来劇場」再現するか?

 

去年8月、薄熙来は減刑を狙って、法廷で供述を翻し、家族のスキャンダルを明かしました。上司の指示で王立軍(おう りつぐん)の事件を処理したとも暴露しています。では、周永康も同じような展開になるのでしょうか。

 

章天亮氏

「暴露は無理です。政変から法輪功迫害など命取りです。汚職など彼にとって小問題です。彼と彼の息子の死刑回避で、双方が折り合えば、周永康は裁判で協力的なはずです」

 

とすると、周永康の裁判は薄熙来の時よりも、さらに中共の筋書き通りに進むはずです。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2014/09/06/a1136161.html(中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/李)

 

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