台湾版「地溝油」騒ぎ 1200業者に波及
【新唐人2014年9月9日】中国の地溝油(ちこうゆ)は有名ですが、この頃、台湾でも廃油を原料に作った食用油が出回っていたことがわかり、不安が広がっています。台湾食品薬物管理署は7日、食品大手や加工会社など1200以上の業者がこの食用油を仕入れており、様々な製品に使われていたことが分かりました。当局は加工業者やレストランなどに、問題製品の使用停止を呼びかけています。
台湾食品薬物管理署 姜郁美署長
「これまで110品目の製品を公表しましたが、本日新たに増え、136品目になりました。全部販売停止になります」
問題の油を使用した製品が次々明るみになり、被害は末端の企業にまで及んでいます。中には、有名メーカーの製品もありました。
台湾食品薬物管理署 姜郁美署長
「第1層の業者が235社、第2層の業者は朝発表した933社から971社に増えました」
食品薬物管理署は、問題の食用油製造会社「強冠」が、3月1日から8月末の間に出荷した問題油の販売停止と回収を命じました。
台湾食品薬物管理署 姜郁美署長
「問題油の使用が発覚した場合、6万〜5千万元の罰金が科せられます」
食品薬物管理署によると、高雄の食用油製造大手「強冠」は、廃油を原料に、食用油782トンを製造。うち、374トンは回収されたものの、408トンはすでに消費された恐れがあるとのことです。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2014/09/06/a1136161.html(中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/李)