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ゴミ処理場建設に反対 広東で大規模デモ

2014年09月16日

ゴミ処理場建設に反対 広東で大規模デモ

 

【新唐人2014年9月16日】広東省恵州(けいしゅう)市博羅県(はくらけん)に建設予定のゴミ処理場に反対し、13日から地元住民らが抗議デモを行いましたが、警察に鎮圧されました。抗議は14日にも続き、数千人が地元政府までデモ行進しました。

 

恵州市博羅縣の龍潭底(りゅうたんてい)には、1日当たり2600トンのゴミ処理が可能な大型ゴミ処理場の建設が予定されています。しかし、この場所は恵州市、東莞(とうかん)市、深セン市、香港などの水源である東江(とうこう)から1600メートルしか離れていません。また、ゴミの焼却時に発生するダイオキシンが周辺地域の住民数十万人の健康に危害を及ぼす事が懸念されています。ゴミ処理場建設をめぐっては、過去にも小規模抗議が数回ありましたが、13日からは2日続けて、大規模抗議が行われました。

 

恵州市博羅県 邱さん

「博羅県は東江を水源としており、付近には新興住宅地も多く学校もあります。なのに、ゴミ処理場を建てようとしています。ここ2日間 数千人が市役所で抗議しました。昨日も一昨日も市民が連行されました」

 

13日午前9時、博羅県では数万人が、「ゴミ処理場建設に断固と反対する」「東江のほとりにゴミ処理場を建てるな」などの横断幕を掲げ、デモ行進しました。11時ごろ、当局は大勢の警察を出動させ、市民を退散させました。女性や学生を含む多くの市民が負傷し、複数人が連行されました。

 

恵州市博羅県商店オーナー 劉さん

「数万人が文化広場から県政府までデモ行進しました。警察が大勢来ました。殴打された人もいるそうです」

 

警察当局の13日夜の発表によると、24人が連行されました。うち、8人は後に釈放されました。当局はデモを組織した者に「自首」するよう求めたほか、ネット上でいわゆる「デマ」を流す者には厳罰を与えると警告しました。

 

13日と14日の2日間、地元では数千人が文化広場に集まり、ゴミ処理場建設に反対する署名を集めました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

                                                   http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/09/10/a1137272.html(中国語)    

(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/李)  

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