【新唐人2014年10月03日】香港の「傘の革命」の行方が世界中から注目されていますが、この時期は中国の大型連休と重なっています。中共当局は中国人の香港行きを制限していると伝えられていますが、ある観光客はデモを見るためにわざわざ香港を訪れたと話しました。
香港市民が貼付けた様々なスローガンが、中国大陸の観光客の目を引いています。大型連休を利用して、わざわざデモが行われている金融街・セントラルを見に来た人もいます。
大陸観光客
「『10.1』連休を利用してわざわざ来ました。大陸メディアは政府に奉仕するメディアなので、多くの事実は報道しません。米国のウォール街占拠運動の時は、中国メディアは大々的に報道していたのに、香港の『セントラル占拠』は大陸メディアは全く報じません。壁を乗り越え(封鎖突破ソフトを使用し)ないと、ここで何が起きているのか分かりません」
情報によると、中国国家観光局は香港への団体ツアーをしばらく禁止しています。新中共派のメディアは、セントラル占拠運動のせいで、連休中、大陸の観光客の数が3割減少するだろうと報じています。
しかし、香港の街角ではショッピングを楽しむ中国人観光客を至る所で見る事ができます。また、路上でiPhoneを高価で買い取る中国人の姿を見かける事もできます。「iPhone買い取る」と書いている紙の上に「梁振英は退陣しろ」も付け加え、民主化デモを応援しています。
当局がいくら情報を封鎖しても、民主化を求め街頭で抗議する香港人の姿を一目見ようと、香港を訪れる大陸の観光客は後を絶ちません。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/10/02/a1143141.html(中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/李)