【新唐人2014年10月04日】民主化デモが続く香港で3日午後、デモ反対派が九竜地区の旺角(モンコク)で学生デモ隊に激しい暴行を加え、大量の負傷者を出した。学生側は「組織された攻撃」だと非難し、政府に説明を求めている。
一方、3日午前7時32分、「南街謝文飛」というネットユーザーがツイッターに香港警察の内部通知の画像を投稿していた。
通知の中で香港警察は「セントラル占拠反対行動」を「日峰行動」と名付け、「香港の福祉のために困難に立ち向かおう」と警察を励ましている。発行者は「香港警務処人事部 2014年10月2日」となっている。
また、学生デモ隊を攻撃した反対派(およそ2000人)が中国大陸の人であるとの情報も伝わっている。ある中国情報筋によると、これらの暴徒は中共当局が1人5000元で雇った人たちであるという。
中国の陳雲飛さんはマイクロブログ(微博)に、「明らかに軍人じゃないか!マスクを着用している男達を見ると、訓練されているのが一目でわかる」とコメントしている。
現場で被害に遭った香港女性が「希望の声」国際ラジオに伝えたところによると、暴徒らは大陸人で、凶暴な様子が香港人とはまるで違っていたという。
香港女性:「大勢の人が突然飛び出して来たが、全部大陸人だった。私が写真を撮るのを発見すると、私の携帯を奪い、私たちを罵倒した。それから大型バスで離れて行った。明らかに組織されていて、旺角、銅羅湾に1000〜2000人が現れた。香港市民ならこんな事はできない。映像も撮っておいたが、昨日の夜、政府本部でこの中の300人を発見した。彼らをずっと撮っている」
別の市民は、暴徒の中には自分の親戚もいると明かした。
香港市民:「親戚に香港人は違法な事をしてはいけないと言ったが、お金をもらったので仕事をするだけだと言われた。いくらもらって人を殴りに行くのかと聞くと、5千元もらったと言われた。現場で彼らは学生らを罵倒し、殴り、押した。男、女、若者、中年女性などからなる人たちで、若い男が多かった。旺角の全ての物(物資)が奪われ、なくなった」
この女性は現場で暴徒らに携帯電話を奪われたあと、警察に通報したが、「なぜ自分で捕まえて連れてこなかったのか」と警察に言われたという。
また、ある研修中の女性記者が殴打され、泣きながら助けを求めた際も、警察は何の反応も見せなかったという。
女性は、警察は明らかに市民を守る側ではなかったので、警察を訴えると言っている。
(翻訳・編集/坂本)