【新唐人2014年10月10日】香港市民の平和的な抗議、雨傘運動が始まって、すでに12日になります。香港政府が対話を先延ばす中、海外メディアは相次いで現地に入り報道しています。
雨傘運動に参加する学生は自発的に掃除をしているほか、衝突が起きそうになると、両手を高く上げて、冷静になるよう呼びかけています。
これについてドイツの放送局「ドイチェ・ヴェレ」の評論家は、「平和的で礼儀正しい、有効な組織だ」と評価しました。「すでに大成功を収め、世界に対し、香港は中国のほかの都市と違うことを示した」とも述べています。
9月28日、香港政府は催涙弾で市民を解散させました。そのあと、ゴム弾による鎮圧があるかもしれないとの噂も流れました。さらに、マフィアなどを抗議する市民の中に紛れ込ませ、混乱を起こしているとも言われます。
イギリスの新聞「エコノミスト (The Economist)」は、こう伝えました。「国を安定させる唯一の方法は、国民が満足できる政府になることだ。ただし、中国人の共産党に対する不満は高まる一方である」。
アメリカのニュース雑誌「タイム」は、「世界が香港の学生を支持する」というタイトルの記事を載せました。「アメリカの俳優、ミア・ファローやジョージ・タケイなど、世界の有名人が香港市民への支持を表明した」「同時に、ドイツのメルケル首相など世界の指導者も混乱の収束と民主・自由の確保を中共当局に呼びかけた」。
現在、中共当局は大陸で雨傘運動に関する情報を封鎖しているほか、香港メディアなどの報道を利用し、平和的に抗議する市民を中傷しています。ただ幸いにも、海外メディアが香港に入り、現地から真実を伝えています。香港市民の平和を勝ち取る闘いに、世界は目が離せません。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/10/07/a1144171.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/村上 映像編集/李)