【新唐人2014年10月13日】香港市民の雨傘運動の報道に関し、地元メディアの立場は偏っており、表面しか伝えていないと市民は不満を覚えています。
雨傘運動を報道した世界のメディアは、参加者の理性的な面に注目し、最も礼儀正しいデモ隊だと称賛しましたが、地元メディアの報道は違うようです。
香港メディアVS香港の学生組織の幹部
「占領している市民に対して、退散を求めるべきでは?十数万人という数字はどう計算しましたか」
多くの香港メディアが旺角(モンコック)で起きた衝突やデモによる経済被害など、運動のマイナス面を強調する一方、毎日、当局の記者会見を中継しており、政府サイドに立った報道が目立ちます。
香港市民
「報道と実際に見るとでは違います。報道は事件を深く分析していません。一日中 経済への影響ばかり伝えて、事件の原因には触れていません」
香港人学生
「全体を報道せずに私たちに対する偏見だけを報道し、私たちを理性のない人間と伝え、本当に不公平です」
梁振英(りょう しんえい)行政長官は、この事態にきちんと対処できていないと連日、指摘されているほか、汚職の疑いも暴露されました。行政長官のインタビューが放送されると、あるネットユーザーは何が言いたいのか分からないと皮肉りました。この雨傘運動から、香港の報道の自由が急速に制限されつつあることが見て取れます。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/10/12/a1145617.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/佐藤 映像編集/李)