【新唐人日本2011年2月8日付ニュース】エジプトの人々がムバラク大統領の退陣要求をしてから2週間。事件は、エジプトの若者数名が世界最大のソーシャル・ネットワーキング・サービス“フェイスブック（Facebook）に書き込みをしたのがきっかけでした。ネット時代は、社会さらには、人々の生活スタイルすら変えるのでしょうか。
時間稼ぎを図るムバラク大統領に対し、エジプト市民は2月6日、連盟を結成。大統領の退陣のほか、国会の解散や30年にわたる非常事態令の解除などを要求。アラブ各国や西側諸国もエジプト国民への支持を表しました。
世界の脚光を浴びたこの事件のきっかけは、若者によるフェイスブックへの書き込みでした。1月25日に独裁政権反対の街頭デモを呼びかけると、数千人がそれに応じ、10日足らずで800万の規模にまで膨れ上がりました。
これについて、人権活動家の唐柏橋さんは、ネット時代は人類の生活スタイルを変え、グローバル化の新時代をもたらしたと指摘。
人権活動家 唐柏橋さん：「伝統メディアでは一夜で世界中の人権組織や社会の支持を得て、独裁者に圧力をかけるのは無理です。これは偉大な歴史の幕開けで、“新紀元”ともいっていい。ネットが世界へ、新たな生活スタイルを与えました」
中国当局はネットに対し厳しい制限をかけているものの、インターネットの場合、あらゆる個人が独立したメディアになりえます。中国の若手作家、韓寒さんのブログの影響は多大です。
数日前、中国で関心の高い事件の物証が暴露されると、当局は中国の7000余りのメディアを厳しく制御。しかし、それに疑問を投げかける韓寒さんのブログの記事はアクセス数が30数万人に達し、広く転載されました。
アメリカの有名企業、動態網技術公司は近年、ネット封鎖を突き破るソフトを次々と開発し、中国大陸の人に無料で提供しています。これらは、自由が抑圧されているイランなどでも歓迎されています。
動態網技術公司 夏比爾社長：「よく来る方は数百万人です、人数は増え続けています、このような傾向が見られます。当局の情報独占に果敢に挑む人が多いのです。皆考えています、共産党政権が歴史上中国人に犯した罪を」
唐さんは、ネットによって、自由と民主を求める中国人の努力が、世界の支持をより得られやすくなると結びました。
新唐人テレビがお伝えしました。
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