【新唐人2014年11月07日】ロンドンに本部を置くNGO、「環境調査エージェンシー」(EIA)が6日に発表した調査報告書によると、タンザニアの中国大使館の外交官が2006年から、密輸グループが買い集めた象牙を大量に購入していました。
2013年、習近平国家主席がタンザニアを公式訪問していた際、中国大使館の外交官は数千キロの象牙を購入し、習近平専用機の外交用の袋に入れて、中国に運びました。
一方、中国外務省の洪磊(こうらい)報道官は6日の定例記者会見において、「報告には根拠がない」と強烈な不満を示しました。
香港警察 再度デモ参加者と衝突
香港の真の普通選挙を勝ち取るための雨傘運動は6日で40日を迎えました。民主派の市民と学生が占拠を続ける金鐘(アドミラルティ)と旺角(モンコック)でこの日、再度衝突が発生しました。
ラジオ・フリ・アジアによると、旺角(モンコック)では5日深夜、警察が催涙スプレーを使って、市民や学生を排除。デモ参加者が殴打され、負傷しています。
金鐘(アドミラルティ)ではガイ・フォークスの仮面を被った抗議者たちがデモ行進を行っていた際、警察と衝突が発生しました。
報道によると、旺角(モンコック)と金鐘(アドミラルティ)では、少なくとも3人が拘束され、複数が負傷しています。
「セントラル占拠とAPEC どちらがもっと迷惑?」
北京で開かれるAPECのため、北京当局は学校に臨時休校を命じ、周辺工場なども操業停止を余儀なくされています。車両の通行が制限され、牛乳の配達も止められました。
一方、香港の「セントラル占拠」運動は、反対派から「市民生活に迷惑」との理由でずっと非難されています。
11月6日、中国のネットでは「香港の学生の民主化運動と北京のAPEC、どちらがもっと迷惑なのか。もっと反対すべきなのはどちらか」について議論が湧き起こりました。
あるネットユーザーはこう書き込んでいます。「民主化運動の反対派はセントラルの占拠によって交通、商店、市民の出勤と生活が影響を受けているとの理由で非難している。しかし、APECが北京市民に与える影響はもっとひどい。ではAPECは反対すべきなのか?どのように?ほかにも中共の全人代や全体会議なども非常に迷惑である。反対すべきではないのか?」
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/11/07/a1152102.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/李)