【新唐人日本2011年2月17日付ニュース】最近、南京農業大学の農業専門家は、ショッキングな情報を暴露しました。中国で市販されている米のうち、10%はカドミウムが基準を超え、特に南部では基準以上の米の割合が60%に達したというのです。
広西チワン族自治区のある村は、数十年来、上流にある鉛と亜鉛の採掘場からの廃水で、汚染されています。地元住民は数歩歩いただけで強烈な足の痛みを覚えるそうです。
台湾林口長庚病院・毒物科主任 林傑樑さん:「カドミウムは人体に蓄積され、腎臓や骨にたまります。腎臓の機能に影響し、骨頭が骨軟骨症のようになり、全身の骨頭が痛みます。苦しくてつらいです。癌のリスクも増します」
南京農業大学の専門家、潘根興さんの研究によると、中国では市販の米の1割はカドミウムが基準以上。中国南部では、6割を超えたそうです。
中国科学院の専門家、陳同斌さんも、今中国の1,200万ヘクタール(1億8000万ムー)の耕地が深刻な重金属で汚染されているものの、政府は関与せず、きちんと情報も流さないため、庶民は自衛のしようがないと述べます。
河北省 王さん:「確かにこの報道は見たことないです。私たちは知りません」
民衆 葉さん:「食関連の報道は少なく、ほとんど耳にしません。中国政府はもっと責任をうべきです。現在中国では衣食住、どれも問題があります」
食の安全に対し、政府が有効な手を打てないなか、市民はどうすればよいのでしょうか。
台湾林口長庚病院・毒物科主任 林傑樑さん:「国外の研究ではカルシウムの摂取が推奨されています。干し魚 牛乳などカルシウムの多いものを取ると、カドミウムの吸収が減ります。鉄の豊富なものも取ることです」
またカドミウムは、ぬかの部分にたまるので、玄米よりは白米の方が安全だと専門家は薦めます。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://ntdtv.com/xtr/b5/2011/02/16/a493242.html.中國南方市售大米逾六成鎘超標a493242.html#video
上のリンクをクリックすると、このニュースの中国語版が見られます。