【新唐人2014年11月12日】アジア太平洋経済協力会議APEC首脳会議が北京で開かれましたが、メイン会場が位置する北京市懷柔区には、大量の警察官が進駐しているほか、「アグリツーリズム」も臨時休業を強いられました。さらには暖房のために、薪を燃やすことも禁じられています。
APEC首脳会議が10日から11日まで北京市郊外・雁栖湖(がんせいこ)で開催されました。会議期間中の青空を確保するため、当局は懷柔区の「アグリツーリズ」に臨時休業を命じたほか、付近の村民がまきを燃やして暖をとることも禁じています。
「アグリツーリズ」オーナー
「会議をやっているので、営業を止められました。ここはすでに零下です。営業は113日以降になります。暖房もです」
APECに出席する外国首脳の「肺」を大気汚染から守るため、暖房を禁止されているのは、懐柔区の市民だけではありません。
北京市民 齊月英さん
「河北省でも禁じられています。実家の石家荘に電話したら、あちらではほとんど
ガスを使いますが、落ち葉を燃やすのも、だめと言っていました」
APEC首脳会議のメイン会場となった雁栖湖(がんせいこ)の近くにある「アグリツーリズ」のオーナーによると、地元では、警察官がいたるところでパトロールしていおり、検査も厳しく、外出が非常に不便だそうです。
火を焚くことが禁じられているほかにも、交通規制のため、APEC期間中の牛乳配送も一部停止となりました。6日から12日まで、北京、天津、石家荘などでは宅配サービスも中止されているため、多くの業者が悲鳴をあげています。あるネットユーザーは、「当局はメンツのために庶民のことは全く眼中にない。恥を知れ」と憤慨しています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/11/11/a1153190.html (中国語)
(翻訳/赤平 ナレーター/水田 映像編集/尹)