【新唐人2014年11月13日】香港証券取引所は10月26日、上海と香港の越境株式取引「滬港通」(ここうつう)の開始はいつになるか確定できないと発表しましたが、習近平国家主席と梁振英行政長官の会見の翌日、17日からのスタートが発表されました。
習近平主席と梁振英行政長官の会見翌日、中国証券監督管理委員会と香港証券・先物事務監察管理委員会は、一度棚上げされていた上海と香港の越境株式取り次ぎを、17日から開始すると発表しました。
香港証券取引所 李小加総裁
「11月17日 、『滬港通』1117番列車は来週月曜 定刻に振り出されます」
外界が注目する税収問題について、香港証券取引所の李総裁は、細部については越境取引のスタート前に発表されるとの見方を示しました。このほか、香港証券取引所は今週末に取り次ぎテストを行い、来年初めに投資者の香港でのA株の空売りを許可するとのことです。
越境株式取引は、上海と香港の両証券取引所間の相互の上場株式の売買注文を取り次ぐ仕組みです。アナリストは、習近平・李克強政権が共産党政権を守るために関連政策を推し進めていると見ています。
香港・独立株式評論家 孫柏分さん
「70年代のソ連、80年代の日本、90年代のインドネシアを見ると、いずれも投資者へのリターンがますます低くなり、効率がなくなり始めると、一党政権が一夜のうちに消えました。共産党は政権維持のために、投資のリターン率を上げる必要があり、従って『滬港通』は必ず必要なのです」
越境株式取引スタートの発表を受け、香港のハンセン指数は大幅高を記録しましたが、終値(おわりね)はわずか194ポイント高に留まりました。一方、上海株式市場は3年ぶりに新高値を記録しました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/11/11/a1152986.html (中国語)
(翻訳/赤平 ナレーター/村上 映像編集/李)