【新唐人2014年11月18日】韓国ソウルの観光スポットでも、法輪功学習者らがパネルを並べて、中国の真相を伝えています。先日、臓器狩りの真相を伝えるパネルを見た中国人男性が、大連の死体工場の内幕を明かしました。男性は死体工場で1年半務めていました。
中国の朝鮮族、李さんが中国の臓器狩りの真相を伝えるパネルを見て、死体工場で働いたことがあると述べ、死体売買や臓器狩りは事実であると証言しました。
大連死体工場元従業員 李さん
「この工場は薄熙来の嫁がやっていました。薄熙来が捕まると閉めました。私はここで1年半働きました。工場には勝手に入ってはならず、警備が厳しかったです。カードがないと入れません。携帯電話の持ち込みも禁止でした。全員医学院の卒業生で、高給でした。私の担当は肝臓部分の組み立てでした。このことは私が証明できます」
現在、韓国で勤めている李さんは、大連の死体工場の仕事について、一般人は精神的に耐えられないと述べました。
大連死体工場元従業員 李さん
「死体を薬物に漬けておく専用作業場があり、大きな水槽に豚のように漬けておくのです。ホルマリンの液です。状態の良い標本は水槽1つに2体、良くないのは4〜5体を1つの水槽に漬けておきます。それから脂分と水分を抜き、化学薬品をかけます。製品に仕上がった時にはもう人間ではなく、プラスティックのようで、無色無味です。妊婦もいました」
工場に運ばれてくる死体は、不法手段で入手していたそうです。
大連屍体工場元従業員 李さん
「1度にコンテナトラック4〜5台分が入ってきます。中は全部死体で、ビニール袋に入っています。隠し撮りができていたら、全部『大紀元』に提供します」
薄熙来が遼寧省で要職に就いていた時期はちょうど、法輪功迫害のピークの時期でした。当時、大連市には2軒の死体加工工場が現れました。
2012年8月、谷開来の公判が開かれていたとき、「南方都市報」も大連の2軒の死体工場について詳細な報道を行いました。ドイツの解剖学者、グンター・フォン・ハーゲンスと大連医科大学の教授で大連鴻峰生物科技有限公司の代表を務める隋鴻錦(ずい こうきん)も事件に巻き込まれました。
報道によると、すでに閉鎖された死体工場は雑草に覆われ、門には「2012年2月29日封」と書いた紙が貼られたままです。
当時、死体工場の1社が、「死体および人体の各部位、臓器、胎児はすべて中国人のものであり、警察から入手したもの。警察は刑務所から入手した可能性がある」との免責声明を出しました。
報道ではまた、近年大連で作られた人体標本は世界20数カ国で展示され、およそ2千万人が参観したと伝えました。
うち、死体工場の1つである「大連鴻峰生物科技有限公司」の代表を務める隋鴻錦も「法輪功迫害追跡国際組織」に対し、死体は警察部門から入手していたと認めました。
調査員
「貴社の死体はどこから入手していますか」
大連鴻峰生物科技有限公司社長 隋鴻錦
「公安局(警察)からです」
調査員
「どこの公安局ですか」
大連鴻峰生物科技有限公司社長 隋鴻錦
「大連市公安局です」
天津市薊県(けいけん)の「610弁公室」主任は、追跡国際組織に対し、谷開来が販売していた人体標本の被害者は法輪功学習者だけでないと漏らしました。
調査員
「610弁公室でしょうか」
610弁公室主任
「ええ」
調査員
「谷開来の結末を見たでしょう」
610弁公室主任
「谷開来ですか?法輪功の臓器を売っていたあの人?」
調査員
「ええ。彼女は大連で死体工場を2軒経営し、完全な死体は100万ドル、臓器が摘出された死体は80万ドルで売っていました」
610弁公室主任
「彼女が売ったのは法輪功のだけではありませんよ」
1999年、中共当局は法輪功に対する全面的な迫害を発動しました。この期間中薄熙来は大連市と遼寧省で要職に就いていましたが、遼寧省は当時、全国で迫害が最も深刻な地区でした。
当時薄熙来は、大型刑務所の拡張工事と新築工事を次々行い、北京で拘束した法輪功学習者を収監しました。新築と拡張工事を行った大連の刑務所には、南関嶺(なんかんれい)刑務所、金州刑務所、瓦房店(がぼうてん)刑務所、莊河(そうが)刑務所、周水子(しゅうすいし)教養院、姚家(ようか)拘置所などがあります。遼寧省代理省長に昇進したあとも薄熙来は、瀋陽馬三家労働教養所、龍山教養院、沉新労働教養所など、多くの強制労働収容所の拡張工事と新築工事を行いました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/11/14/a1153881.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/佐藤 映像編集/李)