HOME > ニュースページ > 台湾・香港 > 詳細

中共スパイが台湾統一地方選に出馬

2014年12月06日

 

【2014年12月06日】台湾では統一地方選が終了したばかりですが、中共にスパイとして吸収された退役軍人、許乃権(きょ ないけん)氏が金門県の県長選に出馬していたことが明らかになりました。1日、台北地検は金門県で調査を行ったあと、許乃権の身柄を拘束しました。4日、台湾国家安全局は許乃権を吸収した中共のスパイ、鎮小江(ちんしょうこう)を逮捕したことを明らかにしました。

 

民進党立法委員 蔡煌瑯氏

「中共が配置したスパイまでが、我々の県長選に参加しています」

 

金門県の県長選に出馬した退役軍人、許乃権氏は鎮小江によって吸収され、中共のスパイに成り下がりました。国家安全局の王德麟(おうとくりん)副局長は4日午前、立法院国防外交委員会で中共のスパイ、鎮小江(ちんしょうこう)を逮捕したことを明らかにしました。

 

民進党立法委員 蔡煌瑯氏

「金門の県長選の候補・許乃権は台北地検から中共スパイであることが確認されました」

 

局長国家安全局 王德麟副局長

「今 調査中です。これは鎮小江スパイ事件です」

 

民進党立法委員 蔡煌瑯氏

「鎮小江は許乃権をスパイに吸収し、県長選に出馬させたのです」

 

台湾国家安全局はこの事件について、法に基づいて調査すると示しました。中共のスパイ、鎮小江については長年監視を続けていて、今回台湾に入境した際、逮捕したそうです。台湾当局が中共スパイの逮捕を公に発表するのは今回が初めてです。

 

一方、中共のスパイが台湾の地方統一選に出馬したことに対し、金門県の民衆は戸惑いを見せました。

 

金門県の民衆

「まず彼は執拗に選挙に出ました。次に当選されないのと知っていました。お金の無駄遣いです。中共が支援しているのでしょう」

 

実際中共は台湾の選挙に対し、各方面から関与していました。先日、ロイター通信は、「台湾併呑を目論む中国の暗い影」という文章を掲載し、中共の国務院台湾事務弁公室と統一戦線部門が台湾の選挙に深く関わっており、さらには長期に渡って台湾企業家を買収し、今回は退役軍人をスパイに吸収して選挙に出馬させたと指摘しました。

 

親民党立法議員 李桐豪氏

「このような疑いのある人がもし県長に当選したら、どうなりますか」

 

局長国家安全局 王德麟副局長

「法に基づいて処理します」

 

今回逮捕された中共スパイ、鎮小江は中共解放軍の元高級幹部であると言われています。台湾の退役軍人周自立(しゅうじりつ)、馬伯楽(ば はくらく)、宋嘉祿(そう かろく)、許乃權などをスパイに吸収し、戦闘機ミラージュ2000やパトリオットミサイルの配置などの軍事機密を収集していたと疑われています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/12/04/a1158961.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/佐藤 映像編集/李)

 

 

トップページへ