【新唐人2014年12月17日】
銅鑼湾で強制排除 占拠運動集結
香港の「セントラル占拠」運動の最後の拠点、銅鑼湾(コーズウェイベイ)の大通りでは15日、警察による強制排除が行われました。最後まで退去を拒んだ17人が警察に拘束され、79日間の占拠運動に幕が降ろされました。
香港警察は道路の占拠に関し逮捕者は955人に上ったと発表。他に75人が自首しました。
香港警察のトップ、曾偉雄(アンディ・ツァン)警務処長は15日、3ヶ月以内にすべての調査を完成させ、占拠運動の首謀者を逮捕すると発表しました。
一方、香港の学生団体、「大学生連合会」の周永康(アレックス・チョウ)秘書長と「学民思潮」のリーダー、黃之鋒(ジョシュア・ウォン)さんは、正々堂々と刑事責任を追う準備は前からしており、「公民不服従」の序幕は開かれたばかりだと述べました。「セントラル占拠」運動の発起人の1人、陳健民(ちゃん きんまん)氏も、すでに自首したので逮捕される準備はできていると示しました。
ロイター通信「中共は香港で民主派を監視」
ロイター通信は14日の報道において、中共は香港で密かに民主派の人々を監視しており、うち2人の尾行者が香港警察に逮捕されたと伝えました。
報道によると、香港立法会の民主派議員、涂謹申(と きんしん)氏が今年8月、1週間にわたって2台のベンツに尾行されていたため、警察に通報。警察は2人を逮捕したが、間も無く釈放しました。そのうえ情報公開もせず、尾行者2人の身分を明かすのも拒絶しました。
ロイター通信は事情を知る人物の話として、この2人は中共の工作員であると伝えました。
事情を知る人物は、香港警察は思いも寄らずに中共国家安全部門工作員の香港民主派に対する監視行動を破壊してしまったと述べました。
中共海協会長台湾訪問 各地で抗議の嵐
現在台湾訪問中の中国の陳德銘(ちんとくめい)海峡両岸関係協会会長が15日、台北国際会議センターで「中台起業家会議」に参加した際、市民の抗議に遭いました。
イギリスのBBC中国語サイトによると、抗議者らは中台サービス貿易協定に反対する団体や中国投資で被害を受けた台湾経済界の代表たちでした。
地元警察は大勢の警官を出動させ、警備にあたりました。一部の抗議者が警察の人間バリケードを突破しようとしたため、2人が警察に連行されました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/12/16/a1161615.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/李)