【新唐人2014年12月27日】台北市の市長に当選した柯文哲(か ぶんてつ)氏は就任式で、「白と黒」で「青と緑」に代わり、正しいことができる公儀社会を作ると宣言しました。就任初日、観光名所で法輪功学習者らが中共支持団体から暴力を振るわれている問題に対し、再度発生したら信義区の警察局長を更迭すると警告しました。
台北市 柯文哲市長
「言っておきますが、法輪功の人々が再度暴力を振るわれたら、あなた(李德威局長)を更迭しますから」
台北市の観光名所、台北101の前では、法輪功学習者らが長年中国人観光客向けに迫害の真相を伝えています。しかし、ある時期から、共産党を擁護する「愛国同心会」のメンバーらが現れ、中国国旗を振りながらスピーカーで騒音を流すなど、妨害を続けています。挙句の果てには法輪功学習者に暴力を振るうなどして、裁判沙汰にもなっていますが、この状態は長年続いています。
「法輪功学習者が再度殴られることがあったら、信義区の警察局長を更迭する」。柯市長のこの言葉に、ネットユーザーらが喝采を送りました。「暴力をふるった者は全員逮捕すべきだ」、「首都の繁華街で愛国同心会の暴力を放任するのは国の恥だ」。
一方、愛国同心会はネット上で行われた2014年悪人ランキングの8位にランクインしています。
台北市民
「いいことです」
記者
「警察局長の更迭を支持しますか」
台北市民
「ええ、警告になります。我々台湾人を殴ったのですから、放任すべきではありません」
台北市民
「暴力まで使ったので、当然管理が必要です」
台北市民
「ええ、職責を全うしないと更迭すべきです。迫害は間違っています。暴力はいけません。みんな権利があり、特定の団体を抑圧してはなりません」
公約を果たすため、柯市長は就任と同時に8年間棚上げされていた公用車専用道路問題の解決に着手し、26日、一夜のうちに撤去を完了させました。公用車専用道路の撤去に、タクシーの運転手も支持を示しました。
タクシー運転手 鐘さん
「賛成です」
記者
「なぜ賛成しますか」
タクシー運転手 鐘さん
「渋滞がなくなるからいいことです」
台北市民 林さん
「公用車道路の撤去はいいことです。車の流れがスムーズになります。雨の時などは渋滞しますので」
11月の地方統一選で台北市長に当選した無所属の医師、柯文哲氏は25日に正式に就任しました。台北市を市民の権利を尊重する公民社会に作り上げることを目指しています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/12/25/a1164020.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/大口 映像編集/李)