【新唐人2015年03月31日】新疆ウイグル自治区のウイグル族、マイマイティミンさんはひげを長く伸ばしていたために、先日、「騒動挑発罪」で禁固6年を言い渡されました。マイマイティミンさんの妻も顔をベールで覆っていたとして、禁固2年の判決を下されました。
大陸メディアの報道によると、カシュガル市裁判所は、38歳のマイマイティミンさんが法律を無視し、長くひげを伸ばし、妻に顔を覆うベールとブルカの着用を促したことは、「騒動挑発罪」に当たると述べました。
しかし地元市民は、イスラム教徒の男性がひげを伸ばし、女性がブルカを着ることは、彼らの伝統であるとして、今回の判決に疑問を投げかけます。
カシュガル市民 余さん
「私はカシュガル育ちですが、これが彼らの風習なのです。彼らの望むような格好をさせるべきです。政治と一体何の関係があるのでしょう」
河南省の弁護士、高承才(こう しょうさい)さんは、信仰の自由は憲法が保障した基本的な権利である一方、地方官僚はずっと憲法を破壊し、権力を乱用しており、彼らの責任こそ問うべきだと述べました。
河南省の弁護士 高承才さん
「憤りを覚えます。ひげを伸ばすことが『騒動の挑発』だと?当局のほうこそ法律を踏みにじっています。このように法律を乱用し、罪をでっち上げて、無実の人を陥れる行為はやめるべきです」
去年から新疆ウイグル自治区の各地では、「宗教の過激派排除」のキャンペーンが始まりました。カシュガル市当局はすべての家庭に対し、過激派排除の書類に署名をさせ、100人以上の女性にブルカ着用を諦めさせました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/03/30/a1187824.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/李)