【新唐人2015年05月20日】近日、中共傘下の青年団が北京市の小学生を対象に、「愛国、愛党」に関する調査を行ったそうです。しかし調査結果が発表されると、ネットユーザーからは「洗脳結果調査報告」であると揶揄されています。
青年団と北京市共産党委員会が共同で、北京市の小学生を対象に調査を行いました。
調査の結果、「小学生には祖国に対する強い感情があり」、「少年先鋒隊組織に対しても強い帰属感を持っている」。「96%の小学生が共産党および国家の発展に強い自信を持っている」そうです。
一方、この調査結果は拍手喝采を浴びるどころか、ネットユーザーから非難と風刺の嵐に遭っています。
「こんな馬鹿な調査、北朝鮮でやれば?多分100%愛国だろう」「徐々に子供たちもわかってくるだろう。皆そのように大きくなったから」「残りの数パーセントこそが中国大陸の希望だ」「騙せるのも小学生くらいか」「洗脳と愚民は子供の頃からやってこそ効果があるのだ」
北京の小学生
「小さい時からこんな教育です。幼稚園から1年生になるまで、このような共産党の教育を受けます」
一方、中国のネット上では、中共の教育は愛国と愛党を意図的に混同させていると指摘する声が多くあがっています。
首都師範大学元副教授 李元華さん
「党と国を分けないのは中共の常套手段です。『愛国』で中国人を縛り付け、党を愛せと要求するのです。だからこの概念をいつも混同させ、小さい時から教育します。今多くの人がわかってきたように、党と国は区別すべきです」
このほか、当局の調査結果の数字を疑う声も聞かれています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/05/19/a1197933.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/萩野 映像編集/李)