【新唐人2015年08月28日ニュース】
台湾馬祖(ばそ)島南竿(なんかん)地方の伝統的な朝食は欧米風のハンバーガーやサンドイッチでもなく、中国式のお焼きや揚げパンや豆乳でもなく、具だくさんのシーフードスープです。人気があって朝9時には売切れてしまいます。どのくらいおいしいのか、みなさんに聞いてみましょう。
米粉を溶いたものをお玉で熱い鍋の縁に3回かけます。どのくらいの間隔でかけるかは長年の勘です。米粉の液体が固まったら一枚一枚はがしてスープの中に落します。ハマグリのスープは特に味が良く、最後に冬瓜(とうがん)、きくらげ、イワシを入れて火を通し、たっぷりのネギのみじん切りを入れたら出来上がりです。これが馬祖南竿(ばそなんかん)の昔ながらの朝の味、「鼎辺糊(ディンビェンフー)」です。
観光客 荘さん
「食材が豊富だと思います。台湾でもなかなか食べられません。とてもおいしいです。シーフードの材料がたくさん入っているからでしょう」
おかみさん・林秀英さん
「魚はこの干したイワシ、それとハマグリ。見て、鍋の中の豊富な材料を」
この馬祖南竿人の活力の基である朝食は、獅子市場で食べられます。「鼎辺糊」以外にも、「地瓜米粉湯(カボチャ入りビーフンスープ)」、「燕餃湯」があり、味も食材も最高です。
おかみさん・林秀英さん
「そうです。私のところで出しているこの3品は昔ながらの味です。例えば『燕餃』は祝日や年越しにしか食べられないが、朝食の燕餃湯をどこも出していないので、自分が懐かしの味を提供したいと思いました。これはユニークでしょう」
客
「はい、食べ応えがあります。この皮は肉でできていて、引き肉を使っていると聞いています」
島の風味いっぱいの昔ながらの朝食は、現地の人々に愛されているだけでなく、観光客にとっても魅力たっぷりの軽食になるでしょう。もし、馬祖南竿に来る機会があれば、新しい美味しさを味わってみて下さい。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com.tw/b5/20150823/video/154837.html(中国語)
(翻訳/赤平 ナレーター/佐藤 映像編集/李)