【新唐人2015年12月4日付ニュース】
科学者が、宇宙の1つの神秘的な過程を捉まえました。すなわち、太陽と同じくらいの大きさの1個の恒星が1つの巨大なブラックホールに丸飲みにされ、その後、ブラックホールの中から1筋の高速の光芒「噴気」と呼ばれるものを吹き出したのです。
11月26日に発行された雑誌『サイエンス』は、思いもよらない新しい宇宙発見を掲載しました。それによると、科学者達が私達の太陽系の1個の恒星を追跡した時に、この太陽の大きさとたいして違わない恒星が、突然、正常な運行の軌道を外れ、引っ張り出され、1つの巨大なブラックホールに飲み込まれたのです。科学者達は、引き続き観察したところ、この巨大なブラックホールが、恒星を飲み込んでしまって間もなく、1筋の高速運動の炎(Flare)を吹き出したのです。このような炎は、以前から、「噴気」と呼ばれ、実に極めて稀な現象です。
研究プロジェクトのリーダー、ソエルト・バン・ヴェルツェン(Sjoertvan Velzen)氏は、記者会見では、次のように述べました。「このような事件は、今回が初めてで、私達が1個の恒星が消滅した後に、『噴気』という丸い錐体形の上昇熱気流を発生したものです」
「私達がこの恒星を観察してすでに数ヶ月になりました。以前、『噴気』についての観察は、すべてタイミングが遅すぎていました。だから、恒星の丸飲みにされた前半部分を観ることが出来ませんでした。この現象は地球との距離が約3億光年の宇宙の中で発生したものです」
「恒星がブラックホールに飲み込まれる過程は、実に、複雑で美しく、はるかに私達の想像と理解を超えたものでした。私達の観察中から、恒星の欠片が再組織され、急速に『噴気』の形に変身することを知りました」
記者会見で、科学者達はオハイオ州立大学の天文学者は最も早く光学望遠鏡を通してこの過程を発見したことを明らかにしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2015/11/29/a1238616.html(中国語)
(翻訳/姜)