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ドキュメンタリー映画『人狩り』台北上映

2015年12月09日

【新唐人2015年12月9日付ニュース】

 

今年、米国放送界の最高栄誉賞であるピーボディ賞を受賞したドキュメンタリー映画『人狩り』が、4日、台北弁護士会館で上映されました。映画の中で今も続けられている、中国当局による臓器狩りの有力な証言に対し、人権委員会理事長が、臓器狩りと法輪功への迫害を停止するよう呼びかけました。

 

ドキュメンタリー映画『人狩り』

「心臓の血管を切った途端、彼女が痙攣して、その後恐ろしいことが…」

 

ドキュメンタリー映画『人狩り』は、中国の警察や医師、家族、中国で臓器移植を受けた人の証言インタビューと、各種の国際調査の証拠で、中国当局の信じられない犯罪を暴露しています。

 

台北弁護士会人権委員会理事長 王龍寛(おう りゅうかん)さん

「多くの臓器はどこから来るのだろう?中国当局は合法的な説明が出来ない。映画の中の証拠からは十分説明ができる。それらの臓器は法輪功学習者や政治犯及び良心の囚人からのものだと思われる。これは重大な犯罪だ。世界中の人々が非難すべき行為です」

 

ドキュメンタリー映画『人狩り』

「殺されたと知らないかもしれない。もし、早く家族に話して辞めさせていたら、もっと多くの人が生きられたかもしれない」

 

台北弁護士会館で上映されたドキュメンタリー映画『人狩り』は、弁護士や法律関係者を震撼させました。

 

弁護士 楊嘉文(ようかぶん)さん

「私はもう知っているから、絶対に不明な臓器を受け入れない。少なくとも共犯者にはなりたくありません」

 

弁護士事務所社長 楊嘉瑩(ようかえい)さん

「大陸でこんな臓器狩りが発生している事実を、メディアは台湾人だけではなく、世界の人々に知らせるべきです」

 

カナダの元アジア太平洋地区担当大臣キルガー(David Kilgour)氏と国際人権弁護士マタス(David Matas)氏が、2006年に共同発表した報告によると、中国の元指導者江沢民が法輪功弾圧を開始した1999年7月以降、中国では臓器移植手術が、大幅に増加し続けています。

 

臓器移植介護協会副社長黃士維(こうしい)さん

「この迫害はいまだに続いています。病院では臓器移植は金儲けの手段で、病院の財源としている為、なくならないでしょう」

 

台湾法輪功人権弁護士団のスポークスマン 朱婉琪(しゅわんき)さん

「移植手術数は、増え続けています。それは国内の需要が増えたのが原因です」

 

台北弁護士会人権委員会理事長 王龍寛(おう りゅうかん)さん

「法輪功の愛好者が多いなどの理由で、こんな大規模な迫害が行われるのは、違法でしょう。法治国家になると宣言したなら、せめて、自国の法律を守るべきで、法輪功や政治犯、良心の囚人への迫害を止めるべきです」

 

2013年2月27日、台北弁護士会は、中国当局の臓器狩りに反対する声明を発表しました。立法院でも今年6月12日「人体臓器移植条例」が通過し、7月1日から遂行されました。臓器斡旋と売買を禁止し、違法者には5年以内の懲役、120万円から600万円の罰金が科せられます。医師や弁護士が、この前例のない邪悪な迫害を停止するよう呼びかけています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com.tw/b5/20151205/video/161448.html? (中国語)

(翻訳/小松 ナレーター/水田 映像編集/李)

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