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烏鎮インターネット大会の知るべき5つのポイント

2015年12月22日

【新唐人2015年12月22日付ニュース】

 

中国政府が主催する第2回「世界ネット大会」が16日、浙江(せっこう)省の烏鎮(うちん)で開幕しました。今回の大会では五つのポイントが注目されます。

 

ポイント1:大会の出席者

「世界インターネット大会」は1年前に中国政府主催が創始し、今年も例年通り浙江省(せっこうしょう)烏鎮(うちん)で開幕しました。

 

16日から18日にかけて、2000人のゲストが大会に参加しましたが、半分は中国国内のゲストで、ほかは世界120カ国と地域から来たゲストであるものの、うち、幹部クラスはわずか8人でした。

 

ポイント2:大会内容

 

中国メディアによると、今年大会のテーマは「相互接続、共有・共治」であり、「ネットビジネスチャンス」と「ネットコントロール」を中心に展開されました。

 

主催者の中国政府は、国際NGO団体『フリーダム・ハウス』に、「2015年度インターネット自由度が最悪な国」に選ばれました。

 

ロシア、ウズベキスタン、パキスタンなど国も『フリーダム・ハウス』から『インナーネット不自由国』と評価されています。

 

ポイント3:警備体制

 

海外メディアによると、烏鎮(うちん)の常住人口は1.2万人ですが、進駐した軍人と特殊警察はおよそ4万人で、警備の人数は北京の9・3軍事パレードを超えています。

 

これに対しメディアは、テロ防犯と反腐敗の大事な時期に、政敵が習近平を暗殺することを防止する為だと分析しています。

 

ポイント4:内外の差

 

江沢民の長男江綿恒(こうめんこう)が初めて「中国イントラネット」の理念を訴えてから、今日中国のインターネットは外部のネットワークから遮断された、「国家イントラネット」に造られています。

 

中国公安部の金盾プロジェクトは、主に国内を監視するほか、ファイアウォールは国外への自由アクセスを遮断します。

 

しかし今回の烏鎮(うちん)サミットで、外国の出席者全員は中国政府が発行したユーザ名とパスワードでログインし、専用の無線ネット経由で中国国外のネットに自由にアクセスできるように配慮されています。

 

一方、中国国内の記者らはこのように幸運なサービスがなく、多くのネットユーザは当局のネット検閲に不満を訴えましたが、その内容はすぐにインターネットから削除されました。

 

ポイント5:ネット開放

 

ボイス・オブ・アメリカは専門家の話として、北京は外界の酷評に気がついたようで、インターネットの制限を弛めて行く意志があると指摘しています。

 

今回のサミットで、習 近平(しゅう きんぺい)国家主席は『ネットの相互接続促進』を主張するほか、サイバー攻撃とネット覇権などに強く反対しました。

 

北京外国語大学国際ニュース学院の展江(てんこう)教授は、習近平指導部は今回のサミットを通じて徐々にネットワークを開放し、反腐敗運動において、言論の制御権を獲得する狙いがあると分析しました。

 

ネットワークの開放が実現できるかどうか、今後その動きに注目されます。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2015/12/17/a1242034.html(中国語)

(翻訳/吉田 ナレーター/大口 映像編集/李)

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