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中国政府系メディアの反体制的報道の意味するもの

2016年02月01日

【新唐人2016年2月1日付ニュース】
 

中国の公式サイトやメディアは、連続6日間、極くまれに、中国共産党や共産主義体制を批判する内容を含む記事を掲載して、外部の関心を集めています。

1月17日から22日までに、中国のメディア、『澎湃網』(ほうはいネット)、『財新網』(Caixinネット)、『新浪網』(しんろうネット)と公式メディア『環球(かんきゅう)時報』、『中央規律検査ネット』などは、伝統的な共産プロパガンダモデルを批判して、「清華大学教授の中国共産主義集団指導体制欠陥の論述」、「北京大学教授は、中国共産党の改革は社会モラルの崩壊を引き起こし云々」、「プーチン大統領は、レーニン思想を批判」、「習近平、党内会議での共産主義体制批判のスピーチ」その他の記事を掲載しました。

『新財ネット』は、1月19日、中国政法大学終身教授、刑事訴訟法律家陳光中(ちん こうちゅう)の観点を公開し、「中国の政治システムには欠陥がある。民主主義、法の支配の原則に従って改革を実施する必要がある」と述べました。 「党と政府の集中は、権力が過大になり、表面上の統制力を持っているようで、実際には統制できません。」

21日、中国の『新浪財経』は、元北京大学光華管理学院院長、経済学教授張維迎(ちょう いげい)の文章を転載し、「中国共産党の改革は、功利主義の改革」と指摘しました。 GDP追及のため、所謂、国家経済発展の大義の下で、基本的人権と尊厳を無視しています。

中国共産党体制内の反体制言論は、世論を賑わせ、解釈されています。

米国在住の時事コメンテーター唐靖遠氏
「共産主義体制内にいる人は、その多くは中国共産党政権の先が短いことを認識していると思います。変更の道を探さざるを得ないのです」

分析者によると、中国メディアの風向きを変えたのは、習近平当局が様々なチャネルを通じて、政治変化の信号を出している可能性が高いと考えられます。

米国在住の時事コメンテーター唐靖遠氏
「将来的には中国の政治状況はより大きい変化に直面するだろう。習近平は事前にその基礎を敷設すべきで、我々も準備をしなければなりません」
 

元河北省人民ラジオ局編集朱欣欣氏
「世論を先に作ることは事前の基礎作りと同じです。内部と外部の状況を見ると、誰でもわかりますが、この体制はもう維持できません」

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com.tw/b5/20160130/video/165054.html? (中国語)

                                         

(翻訳/小松 ナレーター/藤坂 映像編集/李)

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