【新唐人2016年2月24日】
サウスカロライナ州予備選挙直前、共和党をリードしているトランプ氏に試練が訪れ、最新の国家輿論調査で、初めてテッド・クルーズ氏に負けたことが分かり、フランシスコローマ法王の批判も浴びています。
フランシスコ法王が、メキシコの訪問を終え、イタリアに戻る飛航機で、トランプ氏の移民政策に関する見解を尋ねました。
フランシスコ法王
「国境で橋を作るのではなく、壁を作りたいと思うなら、この人はクリスチャンではありません」
ニュースはすぐメディアの注目を浴びました。トランプ氏もすぐにサウスカロライナ州のキャンペーン活動で応じました。
米大統領候補ドナルド・トランプ氏
「宗教指導者として、1人の人間の信仰を疑うことは非常に失礼です」
トランプ氏は、宗教指導者が個人の信仰を疑う権利はないと述べ、繰り返し彼はクリスチャンであることを強調しました。
米大統領候補ドナルド・トランプ氏
「私が大統領だったら、キリスト教への攻撃を続けることは許されない」
ほぼ2000マイルの長い米国とメキシコの国境に壁を建設するのは、トランプ氏の中心政策の一つであり、テッド・クルーズ氏とカーソン氏、他の候補者も同様の考えを持ち、彼らは回答していません。
もう1人の候補者マルコ・ルビオ氏は、「バチカン市は独自の境界線をコントロールする権利があるのと同様、アメリカもそうです」と直言を避けました。
テッド・クルーズ氏とトランプ氏に対抗できると考えられているマルコ・ルビオ氏は、昨日、サウスカロライナ州知事の承認を受けました。
サウスカロライナ州知事ニッキー・ヘイリー(Nikki Haley)氏
「ご列席の皆様、我々がルビオ氏を選択したら、アメリカの毎日が良い日となるだろう」
米国NBCと『ウォールストリートジャーナル』の最新国家世論調査によると、トランプ氏が26%の支持率で28%のクルーズ氏に初めて負けました。ルビオ氏は17%で3位に並びました。
2人の差は誤差の範囲であり、正確ではありませんが、クルーズ氏とトランプ氏は接近戦であることが分かります。
過去半年にわたり、トランプ氏の世論調査は他の候補者より高いのですが、数字の上昇が見られません。むしろ競争相手の支持率が上り、彼を超えています。3月1日、スーパー・チューズデーの初選挙後、この複雑な情勢が明らかになるでしょう。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/02/19/a1253543.html (中国語)
(翻訳/小松 ナレーター/佐藤 映像編集/李)