【新唐人2016年3月23日】
昨年勃発した中国株式市場の暴落は、中国の数百万の投資家に多額の損失を与えただけでなく、世界の株式市場にも影響を与えました。
『ロイター社』は、株式市場の暴落の発生時に、中国中央銀行が米国の連邦準備制度(FRB)に連絡し、1987年のウォールストリートの株暴落の"ブラックマンデー"への対応を学びたいと助けを求めてきたと報道しました。
助けを求めるメールは、中国人民銀行の米州首席代表宋湘燕(そう しょうえん)氏で、7月27日に発信され、受取人はFRB国際金融局長スティーブン・カミン(Steven Kamin)氏で、電子メールの件名は、「緊急協力を頂けるなら幸いです」、メッセージには「弊行の頭取は、そちらの経験から学ぶことを望んでいます」と書かれていたと報道しています。
『ロイター』が得たメール情報では、「5時間後、中国側に回答メールが届き、それは、1987年10月19日、FRBは、スタンダード&プアーズ500の株価指数の20%下落後、市場をなだめ、景気後退を避けた」という259字の要約でした。
スティーブン・カミン氏は、中国中央銀行関係者を指導するため、数十ページの文字記録、声明と報告書を添付ファイルしました。これらのファイルは、FRBのウェブサイト上で公開されたもので、北京当局への影響は不明です。
宋湘燕氏がスティーブン・カミン氏に電子メールを出したとき、中国当局は株式の下落と1ヶ月間戦っていたと報道されています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/03/22/a1258792.html(中国語)
(翻訳/小松 ナレーター/眞彌 映像編集/李)