【新唐人日本2011年6月11日付ニュース】リビアに対する空爆の強化と共に、北大西洋条約機構・NATOは、他の加盟国にもリビアに対する軍事作戦への関与拡大を求め、カダフィ政権の終りは遠くないと示しました。そんな中、リビアの外相は北京に助けを求め、中国外相が8日、リビアへの空爆の停止を呼びかけました。
評論家の陳志飛さんは、カダフィ政権を終わらせるためのNATOの強い決心が見て取れるといいます。
評論家 陳志飛
「今回は更に力を入れ、徹底的に消滅させます。もう一方、リビアの再建問題についても、議事日程ですでに取り上げています。つまり変革後の政府再建と、リビアを立て直すことにまで着眼しているのです」
目下の軍事作戦はNATOが圧倒的な優勢を占めています。空爆を非難していたロシアも立場を変え、NATOを支持。注目すべきことは、孤立状態の中国が近日態度を一転し、リビアの反体制派と会見し、引き続きリビア外相とも会見。
評論家 陳志飛
「今を動く時期と見ているでしょう。遅くなるとおしまいになるから、中共とカダフィの運命は一緒に縛られ、これははっきり見て取れます。カダフィは人民を敵に回す行為
天安門事件の再現と見ており、中共を大先輩と見なしています。両者は通じ合っているので 瀬戸際の時、カダフィが危うくなった時、中共は傍観はしないはずです」
中国は二日続けて空爆の停止を呼びかけています。これに対し陳さんは、中国はカダフィの退陣の日の到来を延そうとしていると指摘。
評論家 陳志飛
「そこまでいく(カダフィが退陣する)と、中共も自分の未来が見えるので、その日の到来を延したいのです」
同じ運命に立たされている中国は、カダフィが安全に脱出でき、他の地域で引き続き世界情勢をかく乱することによって、国際社会が目線を中国からそらすことを望んでいると指摘します。
新唐人テレビがお伝えしました。
www.ntdtv.com/xtr/gb/2011/06/09/a543977.html.
(中国語)