【新唐人2016年3月25日】
ニュージーランドは、24日、国旗の変更について、投票を行いました。初期の結果では、56.6%のニュージーランド人は、既存の国旗を支持しました。これで、16カ月の国旗変更プロジェクトは一段落し、外部の多くの人もニュージーランドの国旗について知るようになりました。
ニュージーランド首相ジョン・キー(John Key)氏は、就任後、国旗の変更を推進してきました。ジョン・キー氏は、今の国旗とオーストラリアの国旗が90%も共通し、一見区別することが困難であり、また、ニュージーランド国旗の左上のイギリス国旗から植民地の色が強いと考えています。
これに対して、昨年11月、ニュージーランドで1回目の投票が行われ、5つの新しいデザインから、白い銀シダの葉の図案の国旗が選ばれました。
24日に行われた2回目の投票では、古いものと新しいデザインの間から選択することになりました。
投票の結果、56・6%の国民がイギリス国旗のある古いほうを選び、白い銀シダの葉の図案の国旗は43.1%の票を獲得しました。
ニュージーランド首相ジョン・キー氏は、投票の結果に、やや期待はずれであったが、国民投票によって、ニュージーランドの人々が国旗に注目したことを喜んでいました。
ニュージーランド首相ジョン・キー氏
「私にとって、61票をまとめて国会に提出するほうが容易です。しかし 国民に決定させるべきだと思い、この機会を与えました。国民が大きな反響を見せたことから選択しました」
今回の投票には16カ月掛かり、1700万米ドルを使いましたが、その結果、ニュージーランドの国民に国旗に対してアイデンティティを感じさせただけでなく、他の国の人々もニュージーランドの国旗を区別する方法を学ぶことができました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/03/24/a1259292.html (中国語)
(翻訳/小松 ナレーター/淳萌 映像編集/李)