【新唐人2016年3月27日】
山東省の毒ワクチン事件は、20以上の省で5年以上にわたり今も続いています。多くの保護者達は、徹底的に関係者と政府機関を追及すべきだと呼びかけています。政府機関はすでに関連した9つの企業名を公開しており、調査を継続すると発表しましたが、裏では様々な情報を削除しています。
3月18日、澎湃(ほうはい)新聞は朝刊の文章で、あらためて毒ワクチンを発表しました。
夕刊でも再度、容疑者の厖氏が、ワクチン業界の上層部の有力者や下層の業者とどのようなパイプを持っているのかについて詳細が書かれていました。
文章は多くのメディアに転載され、各家庭の安全に関わる深刻なこの事件は、全国を震撼させました。しかし3月22日までに、この事件に関する文章は全て削除されました。中国数字時代の報道では、中国宣伝部の命令で評論禁止となりました。
元陜西テレビ編集記者 馬氏
「毒ワクチン事件とその当事者の罪を隠すことはもっとも大きな罪です。ワクチン事件を隠蔽し、封鎖し、人民へ情報開示しない、責任の追及もしない。このすべての鎮圧は、毒ワクチン事件の被害を拡大する原因になるでしょう」
この山東省の毒ワクチン事件について、財新網は2013年の調査報道「ワクチンのダメージ」で、20数名の子供が、毒ワクチンの注射により死亡または障害が残ったと報じました。中にはワクチン接種後、急速な血小板の減少で内出血で死亡したケースもあります。このニュースは当時ネットで炎上しましたが、その後すぐ削除されました。
馬さんは6年前に山西省毒ワクチン事件を暴露した後、当局から圧 力を受けました。ワクチンで問題になった多くの子供や保護者、さらに友人が政府に逮捕され、投獄されました。
馬さん
「なぜそういうことになったのでしょうか?最大の問題は政府の腐敗です。ワクチンを管理する政府官員や共産党機関などの汚職腐敗です。そして、中国宣伝部や公安機関などの人民の反抗に対する弾圧専門機関です」
多くの芸能界のスターたちが、今回の事件で発言しました。ある有名なテレビ司会者は、専門家は「落ち着いて」と言うが、親として落ち着くことができますか?子供にはワクチンが必要です。真相を明らかにすべきです。と言います。
元南方都市評論家の宋志氏は、この事件を山西省ワクチン事件と比較し、同じく劣悪な冷凍運送と貯蔵環境や、製薬会社、防疫センターと中間サプライヤーの慣れ合い体制も長年改善されていないと言います。しかしワクチン問題の報道量は減少する一方で、ネット上の被害者情報も見えません。「このワクチンは安全ですよ」という政府機関の発表だけが多く見られています。
馬さん
「どこの記者も勇気を持って独立調査できません。現在の中国社会の環境はどうなっているのか?誰が本当の真相を言えるのか?誰かが調査をして真実を広めると、すぐに百人、千人の多くの機関があなたを攻撃します。同時に買収の工作人も寄ってきます」
ある毒ワクチン被害者の親は、心を痛めながら、このようなことを今後起こさないようにと祈っています。
親
「子供の命を彼らは重視していません。数年前、事件のことで政府に陳情に行った時、重慶のある子供がワクチンを打ってから、4日後に死んでしまいました。こういうひどいケースが全国に多くあります。子供たちがワクチンを打つことで、こんな結果になるなんて想像できませんでした。一般の家庭では子供が事件で亡くなれば、家庭崩壊につながります。親にならない人は想像できないでしょう。本当にお願いだから二度と、起こさないようにお願いします」
宋志氏はワクチンを打つかどうかは、運だめしという状況だと言います。
今の中国社会は貪欲と腐敗が同時に存在します。 本当に親たちは、ただの運だめしの気持ちで子供にワクチンを打たなくてはいけないのでしょうか?自分の子供を本当に守ってあげられないのでしょうか?
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/03/24/a1259135.html (中国語)
(翻訳/碧眞 ナレーター/真彌 映像編集/李)